淫ら華-1
シャワーを浴びスッキリして、リビングに戻るとワタルの携帯のランプが点滅していた。
(えっ、服装かぁ。少し責めてみるか?)
「服、そうやねえ。
上はTシャツか、タンクトップがいいね。
下は膝上のミニスカートがいいね。
あと、パンティストッキングだね。」
(どうかな?次は多分下着か色を聞いて来るかな?)
次のエリカからのメールを楽しみにしている自分に、ワタルは驚いていた。
しかし、エリカはワタルの予想を越えたメールを寄越した。
「ミニスカートですか?
あの、タイトでも構いませんか?
それと、縦にスリットが入ったのでも良いですか?
それと、どんな下着がいいでしょうか?
上は、タンクトップでいきます。」
(いけんよ、スリットの入ったミニなんて、でも、見られたい、、私、変、、)
エリカの中で迷いが生まれたが、そのまま送信していた。
朝食後のコーヒーを飲みながら、エリカの返信を待っていたワタルの、携帯の受信ランプが点滅をはじめた。
(えっ、スリットの入ったタイトミニって、この娘は見られることが好きなんかな?下着か、彼女に任せるか。)
「タイトミニ、素敵やね。
下着は、エリカの好きなのを着てきなさいな。
脱がしてからの楽しみが大きいからね。
じゃあ、そろそろ高松に行くよ。
着いたら連絡するからね。
改札口の出たところで待ってるよ、エリカ。」
送信すると、ワタルは身支度をチェックし直し、部屋を出た。
車に乗り込むと、直ぐに車を発進させた。
エリカは、ヒップにかかる長い髪をアップにまとめると、黒のタンクトップに明るいグレイのタイトミニを履き、身支度を整え駅に向かった。
高松駅前の駐車場に車を止め、ゆっくりと改札口まであるいていった。
時間は少し早く、九時半には改札口についていたが、電車の到着時刻をみていたが、
「ありゃ、丁度のがないなあ。まあ、ちょいまてか?」
思わず声に出していたが、十時前後にくる電車はあったが、丁度のはなかった。缶コーヒーを買って待つことにしたが、
「いま、高松に着いたよ。
エリカに会えるのが楽しみだよ。
待ってるからね。」
少しせっかちかなと、思ったがエリカに知らせるつもりでメールを送った。
直ぐに返信があり、ワタルを驚かせると同時に失望させた