淫ら華-4
シートベルトを外し、ワタルはエリカの肩を抱き唇を重ねた。
（うそっ、三度目！でも、嫌いじゃない、、わたし、おかしくなってる？）
しかし、ワタルの唇と舌を彼女は拒まなかった。
むしろ、エリカ自らがワタルの唇と舌を求め、吸い続けた。
（えっ、離れへんなぁ、むしろ求めてるし。少し試すか？）
唇を離し、首筋から長い髪を纏めた白いうなじに唇を這わせながら、右手を軽くエリカの左の乳房の外側に触れた。
エリカは唇を噛み、羞恥に耐えているように見えた。
（やっ、だめっ、人に、見られる、、）
だが、エリカはワタルの動きに協力するように、身体の力を抜いた。
エリカの心臓の鼓動がドクンッ、ドクンッと聞こえるほどに、彼女の緊張と羞恥がエリカ自身を責め苛んだ。
そんなエリカを見ながら、右手の人差し指が軽く乳房の中心に触れた。
「んっ、やっ、、ん、、」
エリカの意思を無視するように、彼女の唇から否定と甘い吐息が溢れた。
（うそ、ここで、だめ、、やめなきゃ、、）
（ふーん、拒否はしてないなぁ。もうちょいいくか？）
エリカの迷いを試すように、ワタルの指先にプニプニと布地越しにエリカの乳首を教え、エリカの肉体の状態を教えた。
乳房の中心を指先で楽しみながら、左手をエリカの太腿の外側を膝からユックリと這わせた。
（ふ、太腿、、手が、、やめさせなきゃ、、）
「だ、だめ、こ、ここじゃ、、やっ、、はぁ、、」
叫ぶようにエリカの唇が動いた。
しかし、昼間の明るい光の中で、男のオモチャにされている自分が、否定をしながらも、エリカの中に蠢き目覚めたモノが否定できなかった。
「ダメだよ、エリカ。ウソをついちゃ、身体は正直だよ。」
（えっ、身体？違、う、、）
ワタルの左手が太腿の外側から、内腿に動き膝から内腿の付け根に撫でるように動いた。
「やっ、だめぇ、、ん、、」
スカートの中の一番奥の白い布地に軽く触れた。
布地越しに恥丘から下に指先で撫でるように降ろし、シートに指先が触れ、再び下から上に撫で上げるように恥丘の手前のコリコリとしたものに触れ、中指の先で転がすように動かした。
「はぅ、だめぇ、、いっ、やぁ、、」
エリカの唇から、拒否とも喘ぎともとれる声が零れた。