淫ら華-23
「これはなんだい、エリカ?正直に答えなよ。答えなきゃ、答られるように、してあげる。くくっ。」
茶化すようにワタルが言うと、唇に塗られた淫汁を拒むように引き結んだ唇が、少し緩んだように見えた。
「ふーん、答えたくないんだ。ふふ、いつまで仮面を着けてられるかな、エリカ?」
そう言いながら、ワタルの左手が再びエリカの白桃のようなヒップに軽く触れた。
ビクンッとエリカの身体が緊張した。
(やっ、なにを、されるの?いやよ、こんなの、変態よ!止めなきゃ、、)
エリカの中のSの部分が、彼女の今の状態を否定していた。
エリカの右足が上がり、今にもワタルを蹴ろうとした瞬間、甘い刺激が彼女の肉体を包んだ。
「ひぅ、な、なに、、ん、、んん、、」
不意を突かれたエリカは、抗議の代わりに甘い喘ぎを洩らした。
ワタルの左手の人差し指がクリトリスを弾き、中指と薬指が膣口の中に侵入し、ユックリと掻き回すように動いた。
ワタルの指先が動く度に、クチュクチュ、クチュクチュと淫らな音と、熱い吐息が、喘ぎと共に零れた。
「エリカ、素直に答えるんだ。さっきのお汁はなんだい?」
「そ、そん、な、、ひっ、ぃぃい、、あぁ、、ご主人、様ぁ、、ゆ、許し、てぇ、、、んん、、、ひぃ、、あっ、、ぐぅ、、」
ワタルの質問に、エリカはためらった。
エリカの躊躇いをワタルは利用することにした。
「仕方ないなぁ、エリカ。どうなっても、知らないぞ。ちゃんと言えたら、ご褒美を上げるのになぁ。」
言うと同時に、ワタルの指先の動きが速くなり、グチュッチュッ、ピチャッビチャッ、クチュチュッ、バチュッパチュッ、淫らな音がエリカの耳を撃ち、理性を忘れさせた。
「はぅ、ひぃ、、いぃ、ぃ、、ぁぁあ、、いっ、、んん、ぐっ、、んん、、、いっひいぃ、、もっとぉ、、、いぃ、、」
エリカの頭が、洗面台に突っ伏し、ただただ快感を求めるだけの牝になっていた。
昇り始めたエリカを見ながら、ワタルは、左手の指の動きを落とした。
「はぅ、やっ、、ご、主人、、様ぁ、、やっ、、んん、、やめ、ない、、でぇ、、お、願、いぃぃ、、」
「ん?エリカ、素直に言う気になったかな?止めて欲しくないんだろ?さっきのはなんだ?素直に言うんだ、エリカ!」
言うと同時に指の動きが速くなった。