淫ら華-20
唇から出た言葉とは別に、エリカの中で理性と肉欲が争っていた。
(バカっ、縄、なんて、、変態、、でも、縛られ、、たい!あほっ、、この、オッサンの、オモチャに、されるだけ、、、けど、、あたし、、)
エリカの内面の葛藤が、皮肉にも彼女自身を追い詰め、羞恥と屈辱感を煽っていた。
「縄が欲しいんや、ほんなら、縄をあげるわ。少しキツいかも知れんけど、痛かったら言うてや。調節するから。」
ワタルはエリカの白い肌に縄を這わせながら、彼女の心の動きが手に取るようにわかった。
同時に、そんなエリカを愛しいと思った。
しかし、彼の考えとは別にエリカの白いもち肌に縄を食い込ませ、細身の身体に豊満な乳房を強調するように紅い縄が走り、エリカの美しさをより引き立たせていた。
高手後手に縛られたエリカの裸身を鑑賞しながら、ワタルは、
(エエ感じやな。細身やのに出るとこは出て、締まるとこはしまってる。色は白いし、肌の決めは細かい、顔は美人やし。さあて、楽しみや、こんだけ綺麗な娘が、どんだけ淫らしい牝犬奴隷になるか?)
「エリカ、自分の目で見てみな、お前がどれだけ淫らしいか!しっかり目に焼き付けるんだ。」
そう言いながら、エリカを洗面台の前に連れていった。
「いやっ、、許して、、お願い、、、」
唇から拒絶の言葉を吐きながら、エリカの女の部分は甘く痺れたように潤い、ジワリと蜜を溢れさせた。
「ユックリ目を開けるんだ、エリカ。ホンとの自分を見るんだ。」
硬く閉じられていたエリカのマブタがユックリと開かれ始めた。
「いや、、だめ、、そんな、、これが、私、、綺麗、、ホントの、わたし、、」
(ばかっ、違う、ホンとの私じゃない、、違う、こんな、恥ずかしいの、私じゃ、ない!けど、、鏡の、中の、私も、、私、、ホントの、私、、綺麗、、)
エリカの動揺が手に取るように、ワタルにはわかった。
エリカの息づかいが上がり、唇が扇情的に少し緩んだ。
ワタルが彼女を抱き寄せ、熱い息をするエリカの唇に唇を重ねた。
舌と舌が触れ合うと同時に、エリカの中で何かが外れる音がした。
両手を縛られたまま、男の舌を受け入れ求める自分にエリカは我を忘れた。
唇が放れ、ワタルの唇が首筋から鎖骨へユックリ舐め回すように舌と唇を這わせた。
「ん、、んん、やっ、、」