淫ら華-19
ワタルの指先の動きが早くなり、クチュッヌチャッ、ビチャッペチャッと、淫らな音がエリカを責め苛んだ。
「あぐっ、だめっ、、いっ、やっ、、許し、てぇ、、」
しかし、同時にエリカの肉体を淫らな悦びが捕らえ、ワタルの指先の動きに合わせるように、腰が動き始めた。
(だめぇ、動いちゃぅ、、もっと、、ばか、、やめなさい、、ダメ、、蕩けそぅ、、もっ、、と、、)
エリカの中で肉の悦びに身を任そうとする肉体と、止めようとする理性が争い、肉体が勝利を収めようとしていた。
エリカの様子を見ながら、ワタルは指の動きを止め、
「エリカ、そろそろ、お前を俺の女にしてやるよ。だが、俺は普通の愛し方はできないからね。それで良ければ、覚悟しなよ。こいつを使うからな。」
ワタルがそう言って、エリカの中から指先を抜いた。
「そんな、、ご主人様の、女?覚悟、、はい、、お願い、します。」
(バカっ、こいつは変態よ、サドなのよ!あんたは、それでいいの?いいかも、私、こういうの、望んでた、縄、拷問、、調べてた、私、、マゾ、、変態?でも、構わない、、)
エリカの中に、本当の望みを隠す必要がない人間に出会った喜びと、解放される事への不安があった。
しかし、徐々に不安より、期待の方が彼女の中で上回り始めていた。
ワタルはバッグから紅い縄を取り出し、エリカの左の乳首に軽く触れさせ斜めに上下させた。
「ん、、ご主人様、、縄ですね。お願い、します、、私、、憧れ、て、たんです、、私、、変態です、よね、、」
(ばかっ、、言っちゃった、、でも、、私のほんとの、、気持ち、、、)
エリカの中に不思議な解放感が生まれていた。
ふいに縄が下がり、エリカの恥丘に微かに触れた。
「ふふっ、縄でも感じるんだ、エリカ。クリトリスに触るとどうかな?」
さっきまでの刺激で敏感になったクリトリスに、紅い縄が触れ擦るように上下に動かされ、甘い刺激がエリカの肉体を捉え、思わず内腿を擦り合わせていた。
「ん、、んふ、、、」
エリカの唇から耐えるような息づかいが、こぼれた。
「フフ、縄でこすられただけで感じてるんや、スケベなええ身体をしてるな、エリカ。縄が欲しいかい?言うてみな。」
「ご主人様、縄を下さい、縄が欲しいです。ん、、ん、、」