淫ら華-15
エリカの恥態を横目で見ながら、ワタルは車を高松郊外のラブホテルへ走らせた。
(ふふ、ヤッパリな。ずっと押さえ付けてきたぶん、一旦、歯止めが外れたら、この娘はドンドン堕ちていくな。)
ワタルの中にエリカへの愛しさと、自らの黒い欲望がリンクしているのを意識していた。
「やっ、はぁ、、また、、ぃい、、くっうぅ、、ひっいぃ、、」
(はふっ、、だめ、えぇ、、からだが、!あつ、い、、だ、め、、やめ、、られ、、な、い、、、いい、、)
エリカの思考は快楽を求める事に集中し、他人に見られていることなど忘れ、いや、他人に見られていることが彼女の快感を高めていた。
エリカの恥態を楽しみながらワタルは、どこまで彼女を調教するか考え始めていた。
(ふふ、この娘の素質は相当高いな。どうして上げようかな?明日の朝までに、生まれ変わらせてやるかな?)
連続した快感の波に溺れるエリカの絶頂の声が、車内を満たし、助手席のシートに溢れ続ける淫汁が染みを広げた。
エリカの恥態は対向車だけでなく、信号待ちの間、歩行者にもさらされていた。
「エリカ、横断歩道の男が見てるぞ!お前の淫らしい姿をな。もっと、足を広げてあげなよ。」
「ひっ、いやっ、ぁあ、、み、見ない、でぇ、、んっ、、ぃぃ、、あっ、、ぁあ、、ぃひ、ぃぃ、、」
見られていることを意識させる言葉を聞いても、エリカは自らを責めることを止められなかった。
むしろ、見られていることを意識すると、余計に感じ、何度も昇り詰めるのだった。
やがて、高松空港の近くに六階だての建物が見え、ワタルは車をそこに止めた。
いまだに快楽の中にいるエリカの唇に唇を重ねた。
「あっ、はぁ、、んふ、んふ、、、」
女の舌先が求めるように男の舌を貪り、吸い付いた。
ワタルはエリカの舌先の感触を味わうように、吸いしゃぶった。
唇を放す前に、スカートの中に手を入れ電動歯ブラシのスイッチを切った。
「あぅ、、ご主人様ぁ、、もぅ、、です、、か?ん、、ん、、」
唇を放し、悦楽の余韻が刻まれた肉体に支配されたエリカの瞳はワタルを求めた。
「うん、着いたよ、ホテルにね、エリカ。ユックリしてなさい。ユックリでいいよ。」
ワタルの言葉にエリカが小さくうなずいた。