さいかいはさいかいはつビルで-3
「はい、ゆう子チャンをもう一度よろしくね〜」
みんとは僕にゆう子チャンを抱っこさせた。
さっきまでと違って、ゆう子チャンの身体がピッタリと僕の身体に密着している。
こんなにちっちゃいゆう子チャンが、僕の身体をはるかに越えた大きさで僕に温もりを感じさせている。
そっとゆう子チャンの肌を指でたどると、陶器のようになめらかなのに、暖かくた柔らかな「かたち」が僕の心の中に立体的に描き出された。
「私はね、」みんとが言った。「新しいハハも、ゆう子チャンも大好きよ……ゆう子チャンは、私のお腹に戻して、私の子にして産みたいくらい。」
その言葉に僕は、ゆう子チャンが「ハハ」とともにみんとに愛されてる事知って、ゆう子チャンを深く抱きしめた。ピッタリくっついたゆう子チャンの肌から、清らかな匂いがたちのぼってくるのを吸いこんでいると、
「みんと……何しとるの?」
「フフフ……めいとが、ようやってくれたことやんか。」
みんとが僕の固くなったチンチンに、何かしてる。
でも、僕の視野いっぱいに入っているのは、まだすやすや眠るゆう子チャンの身体だけだ。
だから……僕のチンチンを気持ち良くさせてるのは……ゆう子チャンでしかない……
「みんとサン……許して……アカン……僕、みんとサンも……ゆう子チャンも……汚してまう……」
そう言った時、
「う〜 うっ?」
ゆう子チャンが目を覚ました。僕を見つけてゆう子チャンの唇に笑みが浮かんだ。
ゆう子チャンのその目は知らない。僕のチンチンが醜く固くなっていることを。
「めいと…… おまえが今抱っこしとるのは、なんや?」
「え…… ゆう子チャン。」
「ゆう子チャンは、なんや?」
「ゆう子チャンは……赤ちゃんやんか。」
僕がそう答えると、みんとは僕のチンチンをつついた。
「痛っ!」
「違(ちゃ)う、違うよ…… ゆう子チャンは赤ちゃんと違う。ゆう子チャンは……」
みんとの指が、僕のチンチンを激しくしごき始めるのを感じた。
「ゆう子チャンは…… 女や。」
「女……」
「そう…… このちっちゃいちっちゃい身体の中に、女のすべてが もう備わっとるんや。」
僕のチンチンを包むものが、ぬるぬるしたものに変わった。
僕の視野を満たすゆう子チャンの、「何か」としか僕には思えない。
心の中で僕は、みんとが僕のチンチンをもてあそぶ構図を浮かべようとする。
だけど、ゆう子チャンのまっすぐな見開いた目から、視線をそらせない僕は、
ゆう子チャンのお手々が、チンチンをつまんでるとしか思えない。
ゆう子チャンの唇が、チンチンをさぐってるとしか思えない。
そして、そして……この ゆう子チャンの、ゆう子チャンの身体の奥に、
僕は、セックスの興奮にとどめをさす液体を、チンチンの先っちょから放ってしまった……。