『茜色の空に』-6
「しんちゃん・・。電気・・消して・・?」
さっきしんちゃんがお風呂に入っている間、夜景を観る為、部屋の照明を
少し落としていたが、十分明るく感じられた。
「消したら明香さんが見れない。」
あっさり却下されてしまう。
その間にもしんちゃんは私のバスローブの前を剥ぎ取り、脚の間に自分の体を入れる。
「・・ん・・。お願い・・。」
口づけの合間にお願いする。
「ん〜。しょうがないな〜。恥ずかしくないよ?綺麗だよ。」
おでこにキスしながら、囁く。そう言いながらも、横になった私の頭の上の電気のスイッチを切ってくれる。
真っ暗になった室内に、二人の吐息だけが溢れる。
「・・はぁっ・・。んんっ・・。」
「明香・・・。」
しんちゃんの細くて長い指が、ゆっくりと、確かめる様に私の中に入っていく。
「ああっ・・!」
堪らず大きな声が出てしまう。
「明香さん・・、凄いよ・・。嬉しい・・。」
もうすっかり蜜の溢れてしまった私の下腹部。しんちゃんの手の平までも濡らしてしまってる様だ。
羞恥心と、気持ち良いのとで、何が何だか分からなくなる。
しんちゃんの指が、私の中で蠢く。
「・・ああ・・っ。しん・・いち・・っ。もうっ・・!」
しんちゃんのモノも、すっかり大きく、堅く形を変えて、私のお腹に当たっている。
「・・ん・・。ちょっと待って・・。」
ぬるりと指を抜き取ると、小さな明かりをつけて、ベッドの横の引き出しを開けてまさぐる。
コンビニの袋に入った・・・ゴムの箱だ。
「明香さんがシャワー入ってる間にダッシュで買って来た。」
照れ臭そうにはにかんで、布団をかぶり横になったままの私のおでこにキスをする。
私の体を想ってくれている事に、愛おしいという感情がどうしようもない程に溢れる。
私は上半身を起こし、しんちゃんに自分から口付けた。
「・・好き・・。」
初めてしんちゃんに言う言葉。
「明香・・。」
布団の上に座るしんちゃんのモノを、私はそっと手で触れる。
「・・ぁっ・・・。」
しんちゃんが声を漏す。
優しく上下に動かし、そうして口にそっと含んだ。
「・・んっ・・。・・明・・香・・・。」
切なそうなしんちゃんの声。
口の奥まで何とか届くと、そのまま舌を先端に這わせる。
それから口を上下に動かし、棒も刺激する。
私は口でするのが得意ではないが、しんちゃんの切ない、甘い声がもっと聞きたくて、一生懸命口を動かす。
「・・っ・・。・・明香っ・・。」
苦しそうに声をあげると、しんちゃんは私を自分のモノから離した。