出会ってしまった-18
エリカは握りしめた電動歯ブラシを、歯を磨くように上下に動かした。
「はぅぅ、ご、主人様ぁ、、いっ、いっ。、くぅ。、ひっ、くっ、、うぅ、、あぁ、、また、、あっぁあ、くっう、、」
新たな快感がエリカを捕らえ、溺れさせた。
「エリカ、お前は俺のなんだね。言うんだ。」
(言うかな?まっ、そのうち自分から言うがな。クククッ。)
ワタルは賭けのつもりでエリカに命じていた。
「ひぐっ、、あぅ、、ぐっ、、あた、し、はぁ、、ご、主人様、、のぅ、奴隷、、ですぅ、、うっくっぅ、、あぁっ、、またっ、、いっひぃ、、ぃぃ、、、」
携帯の向こうから、ワタルの思い通りの言葉が聞こえ、エリカの喘ぎが聞こえ続けた。
(らっ、らめ、やめ、られ、ない、、熱い、、身体が、、熱い、、くっ、、)
見知らぬ男に喘ぎ乱れた声を聞かれながら、エリカは男の与える快楽に嵌まり、逃れられなかった。
ワタルの耳には、喘ぎ続けるエリカの声と歯ブラシのモーター音と歯ブラシが掻き分ける淫汁のビジュジュという、淫らな音が溢れていた。
「ふふふっ、止められないんだエリカ。トコトン味わいな、マゾの悦びを、な。もっと鳴けよ、牝犬、エリカ。」
「ぁぐぅ、牝犬、ぅう、、淫ら、しい、ぃ、、わたし、ぃ、、」
「スケベ汁を顔に塗れよ、エリカ。奴隷の印をつけるんだ!」
無理かな、と思いながらワタルはエリカに命じていた。
携帯を置き、エリカは蜜壷に指先を入れ、指先についた淫汁を額からほほ、唇に塗りつけた。
テラテラと、淫汁に顔が光っていた。
「ひぃ、、顔に、、お汁ぅ、、塗り、、ましたぁ、、」
ホンマかよと、思いながらワタルは、
「淫らしい、今のエリカを撮るんだ!」
ワタルの声がエリカを催眠術のように動かし、淫らな自分を撮影していた。
「ひぃ、淫、らしい、ぃぃ、、あぅ、、まっ、また、、あくっ、、くぅ、、」
エリカの絶頂の声が十分以上続き、間隔が空き始め、エリカに疲労と心地よい眠気が襲い始めた。
「エリカ、疲れたんだね?大丈夫かい?」
「あっ、はい、少し疲れました。でも、気持ち良かったぁ。あの、ご主人様をどう、お呼びすればよいですか?」
エリカの言葉使いが変わっているのに、ワタルは気がついていた。
「エリカでいいかな?