出会ってしまった-15
ワタルはどう答えようか迷ったが、
「うーん、そうなんだ。つまり、あなたは小さい頃からSMに興味があって、調べてもいたんやね。それなら、どうしようか?あんまり、詳しいのはいらないんやね。ほんなら、電話で体験しますか?明日、会えるからええかな?」
(あほ、あせりすぎやろ。まあ、明日もあるしな。)
しかし、エリカの答えはワタルの想像を越えていた。
「えっ、今夜ですか?良いですよ。電話でも興味在ります。体験してみたいです。」
(ええわよね。もう隠したってしょうがないわよ。この人なら、私の夢かなえてくれそうやし。)
エリカの答えにワタルは試してみることにした。
「じゃあエリカさん、大きな鏡がありますか?あれば、その前で裸になりなさいな。あっ、前もあるっていってたね?」
「はい、あります。裸になるんですね。今から脱ぎます。」
これを聞いたワタルの中にイタズラ心が芽生えた。
「エリカさん、これから調教するから言葉使いも変わるけど良いかな?それと電動歯ブラシはあるかな?」
(調子に乗りすぎかな?でも、本気なら大丈夫やろ?)
エリカは少しためらったが、
「はい、わかります。調教を受けてる間は、ワタルさんの奴隷ですから、呼び捨てで構いません。それと、電動歯ブラシあります。用意しますので、待ってて下さい。」
(ばか、だめ、これじゃ、相手の思う壺じゃない!でも、小さい頃からの夢がかなうのよ。一人の人の奴隷になって支配される。私の夢。)
エリカの人には言えない夢、それが、ワタルによって叶えられるかも知れない期待感と、淫らな妄想が彼女の女を刺激していた。
「うん、それじゃあ、用意出来たら言ってくれるかな、エリカ?待ってる。」
ワタルは少し強気に言ってみたが、
(わおっ、大丈夫かな?あんまりうまくいきすぎやろ?でも、ホンモンやったら逃がしたないなぁ。甘ないか?けど、当たって砕けろやな。)
ワタルの不安をよそに、エリカは準備に時間をかけた。
ワタルが諦めかけて、電話を切ろうかと思い始めた時、
「お待たせしました。全部脱ぎました。歯ブラシ用意できました。」
ワタルの心が躍った。
「足を開いて座るんだ、エリカ。乳首もクリトリスも起きてるね。確かめなよ。」
「はい、起きてます。」