投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

黒でんわ・赤でんわ
【ロリ 官能小説】

黒でんわ・赤でんわの最初へ 黒でんわ・赤でんわ 3 黒でんわ・赤でんわ 5 黒でんわ・赤でんわの最後へ

受話器のむこうとこちらにひそむもの-4


  ━━━━

 気がついたら私は、真っ暗になった家の中でソファーにしがみついていた。

 たぶんトシスケさんの家族が帰って来たんだろう。あまりに荒々しい声に驚いて、私は赤電話を切ると一目散に逃げてしまった。
 10円玉を持って帰ってくるのも忘れた。
 
 (大丈夫よね…… 逆探知されたって、赤電話だもん。私だってわかるはずないよね。)

 自分にそう言い聞かせて、胸のドキドキをおさめていると、

 ジリリリリリリリリンッ! ジリリリリリリリリンッ!
ジリリリリリリリリンッ!

 暗い家の中に黒電話のベルが鳴り響いた。
 (あの女の人、うちをつきとめたのかしら?)

 ジリリリリリリリリンッ! ジリリリリリリリリンッ!
 私は、いろんな言い訳を用意しながら受話器をとった。

 「はい……」
 「お〜い、 みね子ちゃ〜ん!」
 受話器から、ママの声が届いて来た。

 「手術無事終わったよ〜! でもね……」
 「でも……どうしたの?」
 「親類をみんな集めておくように、なんて言われたらしいから あわてて駆けつけたけど、勘違いだったらしいのね。
 そんなにたいした手術じゃなかったのよ。」
 「そうだったの…… でも、よかったね。」
 「うん、よかったわ。安心した。
 今夜は泊まるけど、明日早く帰るからね。」
 「うん、早く帰って来てね……」

 ママからの電話を切って、ホッとした私は、暗い部屋の中にあお向けに寝て、パンツを脱いだ。
 そして何のためらいもなく、「チツ」を指でいじりはじめた。

 トシスケさんとの電話では、電話ボックスでオナニーしてたことになってたけど、本当はエッチな事を言うだけでせいいっぱいだった私。
 ママからの電話で安心した私は、さっきまでのおびえはどこへやら。今夜はパパもママも帰らないという好条件を得て、思いきりオナニーを始めた。

 「トシスケさん……ヌード、おチンチン、オナニー、セックス、ポルノ…… トシスケさん……ヌード、おチンチン、オナニー、セックス、ポルノ……」

 私には オナニーの時に快感を高めるヌード写真や大人のマンガなどは持ち合わせがなかった。
 トシスケさんの声を思い出しながら、イヤらしい言葉を何度も声に出し続けて、自分を淫らな女の子にしていった。

 (また、誰かの名前と電話番号を知れたらいいな……)



【バイバ〜イ】
 


黒でんわ・赤でんわの最初へ 黒でんわ・赤でんわ 3 黒でんわ・赤でんわ 5 黒でんわ・赤でんわの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前