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【調教 官能小説】

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透明の海-1

わたしには全ての事実を受け入れることしか与えられていなかった。目の前の直人がオナニーをしていることは理解していた。
生温い太腿に挟まれ温かい液体が放たれたのも理解していた。
それても直人に聞くことを諦めなかった。

「直人、わたしをどうするつもりなの」

そう聞いたけど、直人は乱暴にワンピースを剥ぎとってしまい、わたしは無防備に胸をはだけた姿だった。

目の前の股間を押し付けられ、わたしの身体は背凭れに押し潰され抗うことを否定されていた。それでも直人に聞くことは諦めなかった。

「直人、何がしたいの」

そう呟くことで精一杯だった。
はだけた胸を隠すように手を回して柔らかく冷えた胸を守りながら犯されるその時に向けた心の準備を始めていた。

「あぁ、興奮する」

直人は遠くに目を細めて硬くなる股間を震わせて後ろ手で胸を揉み初めていた。

「直人、せめてベットに行こう」
「直人、ベットよ。ベットで横になろうよ」
「直人、お願い」

直人は乳首を摘みながらようやくわたしに目を合わせて微笑んでいた。

「夏希ちゃん、着替えしましょう」

直人はしっかりした目線でわたしを見下ろしさっきまでいた奥の部屋に促してるようだった。

「夏希ちゃん、こちらですよ」

馬乗りだった直人は何もなかったように手を取ってわたしを起き上がらせて奥の部屋に急かすように促していた。

何もすることがてきないわたしは、乱れたスカートを直してはだけた胸を隠しながら手を引かれるまま奥の部屋の前に立たされて扉を叩く音を聞いていた。


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