第6話-3
ずっぷずっぷずっぷずっぷ
秘唇の柔肉をめくりあげかつ巻き込みながら出入りする肉棒。
脚を開かせられたまま、突かれるままに受け止めることしかできない。
膣が全て抜き出され、また押し込められるかのような感覚が続き。
子宮は突かれるたびにぐっぐっと変形するほど圧力を受ける。
「〜〜〜〜あああぁっ!!」
すぐにボルチオが悲鳴を上げて強烈なオーガズムに襲われた。
ぷしゅっと潮を吹きながらとまらぬ痙攣で男にしがみつき涙目で息を吐く沙耶香。
強制的な反応が今だやまない身体から男根を抜く諸橋。
「後ろむけよ。どこまでもつかためしてやる」
と、四つんばいにさせられてすぐにまた埋められる。
今度は最初から激しく突かれ始める。
細腰を掴まれて、掘削するように叩きつけられる。
腕を立て、限界まで弓なりに背を逸らせて、瞳を見開いたまま。
絶叫を上げてイキつづけることしかできなかった。
反応を示したくとも続けざまに襲ってくるオーガズムは体の動きをまともに出すことも許さない。
ただ叫びながら汗を流す肢体をがくんがくんと揺らされる。
乳房をむき出しにしたセーラー服と腰に巻いただけのスカートがその大波に合わせて前後に残像を残す。
連続する絶頂に意識がぼんやりと遠くなりつつあったとき。
動きは止まった。
ガクッと突っ張っていた腕を折り、顔と腕をベッドに投げ出しぜーはーと呼吸を繰り返す。
遅くやってきた腰の痙攣がとまらない。
紅潮した顔を横にして反応に耐えている沙耶香に上から声が降りてくる。
「それでもイってねぇっていうのか?」
「……はっ、……いっ……イって……ねえよ……っ」
片目だけを向けてにらむ力も絞り出す声も弱弱しい。
だが確かに己を失っていない自我による反発を放っている。
折れそうで折れていないしなやかな精神が息づいている。
それを受けた諸橋の中には昂ぶりと嘲笑以外の感情が生まれつつある。
他人のために己を捧げつつ、自分を捨ててもいない強気な少女。
この性根の強さはなんなのだろうか。
諸橋には今だ漠然としか見えない少女の心の在り様。
それは持たないものは一生持ちようがない前に進み生き残ろうとする力だった。
根源的な生命力。
太古から崇拝されてきた女性性のドグマを垣間見て。
薄かった思いははっきりとしてくる。
ただ恐怖と暴力だけを旨として支配してきた男は、この口調だけは不良じみた美少女に興味を持ち始めていた。
だが今は己の中に渦巻く性欲を満たすほうが先であった。
自分のものでみっちりと拡張しているヴァギナの上、晒されているアナルに指を突っ込む。
「はああっ!」
少女は声を上げて腰を跳ねるもすんなりと受け入れた。
「こっちも使えんのか。可愛い顔してすげーな、お前」
言いつつ、ずぽずぽと感触を確かめるように指を動かしたあと。
ヴァギナから抜いた屹立をアナルにあてがう。
快感にしびれて動かない身体で、あまり経験がない肛門に巨大な男根を受け入れる恐怖が沙耶香を襲う。
しかし覚悟を固める間も無く進入は始まった。
ぐぐっっと亀頭が括約筋を押し分けて圧力を与えてくる。
反発する筋肉と、突っ込まれる肉棒の均衡が数秒続く。
それがいきなり破られたとき、愛液で濡れたペニスを直腸は半ばまで受け入れた。
「うあぁぁぁぁっ!」
裂けるかのような感触に叫ぶ。
排泄器官はこのサイズのものを通すことは通常ありえない。
それでも絶頂を得られるようになっていたアナルはその感覚を徐々に馴染ませていく。
一度下げて、また半ばまで入れる。
また下げて今度は少し進ませる。
ゆっくりと諸橋は可憐な不良少女の下半身が壊れないように慎重に進めていく。
「はあああっ!……ふぅぅぅぅぅ……。はっあぁぁぁぁっ!……ふぅぅぅぅぅ……」
繰り返される拡張に声を上げながら順応していく沙耶香。
とうとう全てを飲み込んだときには、はっきりとした快感を得ていた。
そのまま始まるピストンは初めはごくごく遅く浅い動きで始まるも。
すぐに沙耶香にアナルイキをもたらす。
動きを止めずに徐々に速度は上がっていく。
数十秒置きに唸り声とともに絶頂を迎えてしまう。
やがて膣を攻められたときと同じ速度になったときに。
重いアナルのオーガズムが続いたまま、がくんと電源が落ちるように意識を失った。