第4話-2
猪熊は沙耶香のテニススコート姿を気に入ったようだった。
放課後、宿直室に呼び出されたらすぐに着替えるよう指示される。
授業中と違うのはジャージの上着は着ずに半そでのテニスウェアをむき出し。
そして下着は着ておらず、テニスウェアとブルマの下には何も無い状態であった。
髪も纏めずに下ろしている。
一見すると健康的な可憐さに輝くテニス姿そのものだが、ブラとショーツが無い心もとなさに沙耶香は落ち着かない。
「ほんっと、いい趣味してんな。センセーほど尊敬できるやつはいねーな……っ」
軽蔑を隠そうともせず、後ろの顔をにらみつけながら背後から抱かれるようにして与えられるボディタッチの感触に耐える。
男は沙耶香を立たせたまま、不良娘のスポーティな美しさを視覚と触覚で堪能していた。
「ふふふ、いいぞ東条。そうやっていれば真面目な運動部にしか見えないぞ。……さあ、またこっちの練習だ」
背後から胸をもみしだき、スコートの下のふとももをなでながら舌を差し出してくる。
強い視線で憎悪と侮蔑を精一杯送りながらも、沙耶香は自らの舌も差し出して絡める。
テニスウェアからうっすらと出ている乳首の突起を引っかかれると、薄い生地越しの刺激は想定以上でそのまま触れられているのと変わらない快感を送り込んできた。
否応も無く高められていく。
ふとももを這い回っていた手が、ブルマの上から溝をなぞり始めたときには既に縦のシミを作っていた。
昭和の気風を色濃く残す田舎町の学校において、未だに使用され続けているそのブルマは伸縮性のある薄い生地、ローレグで濃紺というありふれたものである。
下着を履かずに直接身につけたやわらかな綿の生地は淫猥な愛撫の感触を存分に与えてくる。
むしろ素で触られるよりもその滑らかな感触は快感が大きいかもしれなかった。
はぁっはぁっと吐息を漏らして顔を紅潮させ始めるまで、その体勢での攻めは続いた。
座り込んで背後から脚を抱えられる。
猪熊が開いた脚に沙耶香が脚を乗せ、無理やりM字に開かせられる格好。
短いテニススコートは股間を隠す用は成さず、無防備に溝の形にシミを作っているブルマが晒される。
そして男が取り出してきたものをみて息をのむ沙耶香。
今までも、さんざん翻弄されたピンクロータであった。
また快感に我を忘れる自分を見られる屈辱を思い、体が強張る。
それでも精神が折れてしまわぬよう、心を憎悪と怒りで塗り固める。
そのままの体勢で開いた脚の間、濃紺の布の上に出来た谷間にゆっくりとローターが近づくのをおいて、その眼差しだけは気概に満ちた鋭さをもって教師の顔を下から睨みつけていた。
しかしそれも布越しに肉芽が振動を受け始めたとたん。
歪んだ顔で嬌声を出し始めるのであった。