第3話-3
セーラー服の上着だけをを身に纏う沙耶香は下半身には何一つ身につけていない。
四つんばいになって体育教師の目前にアナルとヴァギナを晒している。
「こないだあれだけ弄ってやったからな。今日はやっと本番だぞ。お前もこれで後ろの穴デビューだ。こうして生徒が成長する様に付き合えるなんて、教師冥利に尽きるぞ。」
相変わらず屈辱と軽蔑しかもたらさない教師の言葉に沙耶香は負の感情を隠そうともせずに答えた。
「……そんな指導しかできないから、オメーは誰からも好かれないんだよ……」
「そうか? 俺は東条に慕われているのは知ってるぞ。あんだけよがってしがみついてくるなんて素直なやつだよ、お前は。だがちょっとセンセイに甘えすぎかもしれんな」
キれそうになる。
もう何もかも投げ捨てて思いっきりぶっ飛ばしてやろうか。
そう沸騰した頭を必死でクールダウンしている沙耶香をよそに教師は準備を進める。
「じゃあ最初に綺麗にしてやるからな」
ぶすっと肛門に細い管のようなものを入れられたと思った途端、じゅぅーと液体が入れられる感触が襲ってきた。
「うっ……」
思わず呻く。
いちじく浣腸であることは間違いない。
排泄させられてから犯されるのだと、諦観とともに理解する。
その間も液体が腸内に満ちてくる感覚が続き、やがて出し切ったのであろう入ってきたときと同様に前触れ無く抜かれた。
気のせいか下腹が膨れたような圧迫感を感じる。
「よし、始まるまでこっちを可愛がってやるか」
そのまま秘所を舐めてきた。
びくっと震えるも、すぐに快感に反応してしまう。
やがて指のピストンと舌による愛撫で絶頂の予感を感じ始めたころ。
別の切羽詰った感覚が襲ってきた。
「……ちょっ、まてよ。いったんやめろ……」
赤い顔で呻くように言う。
「ん〜? どうした、なんかあったか?」
指の抜き差しを止めずに男は言う。
「さわんのやめろって! ……べ、便所だよ! 便所いかせろよ!」
明らかな排泄感。
きゅーごろごろとなり始める腸の欲求に焦りが出てくる。
「別にここでもいいぞ。東条がうんこしているところを確認するのも保健体育の一環だろう」
「ばっ、ばっかじゃねぇの! ちょっ、あ〜〜〜っ!!」
ここぞとばかりに指のピストンを激しくする教師。
その対応に本気でここでさせる気であることを悟り、訪れた危機に一気に身体が跳ね上がる。
「どけよっ!!」
思いっきり蹴り飛ばし、屈強な男を後ろに転がした。
瞬間、脱兎のごとく目指したのは宿直室に唯一設置された洋式便所。
上半身にセーラー服を纏っただけの姿で、ハリのある小ぶりな尻をぷるぷると弾ませながら駆け込む。
バンと音がするほど強くドアを開け、まずは座りこむ。
それから閉じようと扉に手をかけようとしたその時。
ガっと無骨な手が割り込んできて再び開け放つ。
ドアに手をかけて顔を覗かせる男の前で下腹を腕で抱えて内股に便座に座っている沙耶香。
限界が近い。
「マジで、ふざけんなよっ!」
「ふざけてなんかいないぞ。まぁ、今回はしょうがないからそこでしろ。ここで見ていてやる」
殺意さえこもった視線を送るも、強烈な便意ですぐに顔が歪んだ。
「あっ……」
ぴゅっと先走りのものが少し漏れた。
ぴちょんという水音が響く。
にやにやみやる教師。
もう相手をする余裕も無くなり、目をつぶって油汗を浮かせた赤い顔を俯かせながらその瞬間に備えることしかできない。
「ああっ……」
終末を告げるラッパは「ぷっ」っというガスの音であった。
「あああ〜〜〜」
ぶぶーぶりぶり
音が響く。
大量に、一気に噴出する排泄の快感に襲われる。
ぶーぶちちち、びびっ
もう震えながら終わることを待つことしかできない。
開放感に包まれて頭の中は真っ白である。
その間も男は眺めも音も匂いも全てを観賞している。
びちょっ、ぽちょんぽちょん
やっと終わる。
肩を怒らせていたのをようやく力を抜くと、しばしふーふーと息をつき動けない。
やがて我に返ったように青白い顔で教師をにらみつける。
「……満足したかよ。ならさっさと出て行け。……拭いてるとこも見たいとか言ったら……」
鬼気迫るような様子にさすがの変態も身を引いたのか。
「ああ、これから本番もあるからな。とりあえず良かったぞ、東条。お前が健康なのはよくわかった」
ジャージの股間をはしたなく屹立させたまま教師はドアを閉めた。