饗宴-3
「許してッ、許してッ」と懇願して暴れ出したキラの躯を、男の逞しい腕が鋼のように巻き付き、逃れようとするキラの腰を捕まえて屹立する「魔羅」をさらに奥深く肉の中に潜らせる。
その衝撃にキラは海老のように仰け反って躯を強張らせ、その力みは逆に「魔羅」を締め付け、吸い込んでしまう。
限界を超えた壮絶な交接は残り少ないキラの正気を吹き飛ばす。
「ほうら、イイですって泣きやがれ。この魔羅がそのケツマンコに欲しいって鳴きやがれ。嵌めてくださいっておねだりしやがれッ！肉便所になりたいってお願いしやがれッ！」
男の口にする淫語がキラの耳にスパークする。
そんな、そんな、そんな言葉、は…………反則ッ！
「はいいいいいッ！イイイイイッ、イイッ！…………ま、ま、魔羅ッ！魔羅が欲しいですッ！アッ、アッ、アッ、ヒイイイイッ！………魔羅をっ。魔羅をボクの、ケ、ケケケケッ、ケツマンコに、くださいッ！………あっ、ひ、いいいっ！嵌めてッ嵌めてッ！ああああっ、ああんっ、アアアアアアアッ！に、に、に、にくッ、肉便所ッ！肉便所にッ！し、し、してッ！」
この上なく淫らな言葉を吐いた途端、キラの唇からは予想外の甘い吐息が吐き出される。
そしてキラは蕩けるような、経験したことのない快楽の海に沈み始めた。
最初は試すように、そして左右に揺れるように。さらに上下運動が加わり、「の」の字を描くように腰を動かすと、角度を変えた「魔羅」がキラのアヌスを歪める。
それはキラを浸食する快楽の炎を煽り立て、快感を何倍にも、何十倍も、際限なく加速させた。
そう。こんな風に。アアッ、凄いッ。ディックの時もこんな風に、ひね。ひ、ひ、捻って。チンポを握るみたいにしてッ。角度を変えて。もっと、もっともっともっとお尻の穴が歪んじゃうようにっ、してっ。グチャグチャにするの。どっちのお肉かわからないくらいに、混ぜちゃって、トロトロに。そう。手を、手を回して。欲しがっちゃう。ボクがそんな卑しいことをすると悦んでくれるの。淫らなショタは、褒められたいの。アアアッ、イイッ！
こりゃ凄えッ！どこで憶えたんだこの腰使い。こんな、こんな小学生の餓鬼が娼婦顔負けの腰を使いやがる。
それにこの壺、メチャクチャにいいぜッ！チンポに絡みつきやがるッ！「名器」ってやつ。犯されるために生まれて来た天然の淫売だ。
こりゃ、負けていられねえッ、体位を変えて追い詰めてやる！
何人もの中坊や高校生の餓鬼どもを地獄に堕とした「前立腺責め」を喰らいやがれッ！
男はキラと繋がったまま、両脚を持ち上げて玩具のようにその小さな身体を膝の上で回転させる。
キラの頬が男の深い胸毛に埋まり、正面から向き合うような交接、「対面座位」。アヌスとは遠くなるが、男の長大な「魔羅」はそれでもS字結腸の奥まで軽々と突き通し、なお10センチも余裕で余った。
正面で向き合うような格好になったキラは、男の背に腕を回そうとして男の胴回りの太さに驚く。キラは男の脇腹に爪を立てるようにしがみつき、腰を使いながら男の逞しい胸に舌を這わせる。
そして体重がのしかかると同時に、キラの躯の中に隠されていた爆弾が火を噴いた。
「キャアアアアアアアアアッ──────────────ああああうッ！アアッ！」
これ！これ！これ知ってる！────アアアアッ、ディックの時！────ぶつかった「イイトコ」だ！そこ、急所だからッ！イケナイ所だからっ！た、た、た、立ち入り禁止なのっ、そこはッ！アッアッアッアアアアアアッ！か、感電ッ、感電するっ。ビリビリって。ゾクゾクって。バリバリって。電気はダメッ、ボクが焦げちゃうッ！焼き過ぎると美味しく、ないっ、のっ！
「そこっ、ダメッ！そこは、アアアッ、駄目ですッ！」
半眼になった瞼から溢れた滂陀の涙は、キラの陶磁器のような頬を濡らし、赦しを乞う言葉が途切れ途切れに宙を舞った。その真珠の歯が擦れ合い、甲高い金属音をトイレの個室に響く。
「……駄目だ駄目だって………へへっ…腰を使って魔羅を搾りながらお願いするってのはどうよ？………こりゃあな、『前立腺』っていうショタの急所さ。ここを虐められたらどんな生意気な餓鬼だってメロメロさ。さあ、もうお前は俺の奴隷だ。たった今から目出度く俺専用の肉便所になった。誓うんだよ。肉便所だってな。そうすりゃ地獄にも天国にも連れてってやる」
「はいいいいいいいいいいッ！アアアア──────────ッ！ボク、ど、奴隷ッ。ど、れ、いッ！オジサンの奴隷ですッ！に、に、に、にく、肉便所ッ！イイイイイイッ！ヒイッ！アアアアアアッ！誓いますッ、誓いますからっ！」
もう恥も外聞もない。キラは叫び、アッシュブリーチの美しい髪を振り乱して男に抱きつき、猛烈な男の抽送に腰を合わせる。
「魔羅」はその長大な肉塊をテラテラと光らせてキラの急所を穿つ。
直径1センチ、6列4段に埋め込まれた合計24個の真珠は、キラの淫門の肉を絡み取り、直腸を引きずり出し、隠された「しこり」を暴き、その「前立腺」をしたたかに掻き毟る。
「今日から俺のとこで飼ってやる。朝も昼も夜も、毎日毎日犯してやるからそう思え。休む暇なんてねえからなあ。いいだろ？セックス漬けの淫乱少年、変態ショタの天国だぜえ。ま、俺が独り占めするのもなんだ。金を出してでもお前を買いたいって奴はいくらでもいる。知らない男のチンポで前も後も串刺し。嬉しいだろ？」
キラの目の前が真っ暗になる。
「誘拐……監禁……輪姦……売春」
キラの躯に潜む悪魔がその言葉を味わい、堪能する。
最っ高ッ！
夢が、叶う。果てしない欲望を満たす最高のオプション。淫らで、爛れた、限りなく罪深い選択！
狂乱の快楽に身を委ねながら、キラはその幼い顔を歓びに輝かせた。