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電脳少年の憂鬱
【ショタ 官能小説】

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The depression of kira-20


「随喜の涙」って、こんなのかな。
挿入から3分も経たないうちにキラは泣き出してしまった。
キラは泣いた想い出がない。どんな時だってクールで無感動。だから「つまらない奴」で、先生からは「情熱に欠ける」なんて通信簿で書かれてしまう。
涙が、枯れることを知らない泉のように際限なく溢れ出すなんて、生まれて初めて。

右の二の腕と左の肩からの鈍い痛みが心地よい。
セックスに没頭し夢中になったあげく、キラは知らないうちに自分の躯に噛みついていた。
くっきりとした歯形を見つめながら、滲んだ血にうっとりする。
やっぱり………ボクは。

100メートルを全力疾走した直後みたいな荒い呼吸は徐々に収まる。
ぼんやりとした意識のまま、キラは乱れたベッドの上を這った。
シーツの上にはディックとキラが放った精液と淫水がちょっとした池になっている。

キラはそこに口を寄せると、猫のようにピチャピチャと音を立てて舐め、啜り上げる。
その臭いは何かの花の香りに似ていた。
その香りを胸一杯に吸い込み、啜り込んだ精液に舌を絡めて味わう。
ボクとディックのミックス・ジュース。甘くて酸っぱい禁断の味。
凄く美味しい。毎日、毎日飲んでいたい。
そんな淫らで変態なボクを、ディックは薄笑いを浮かべて見つめている。
呆れてるよね。こんなボクを。

考えて見るととんでもないかも。
小学生の男の子が全裸の上、ぱっくり開いた肛門から精液を垂らし、零れ落ちた精液を卑しく舐め、啜ってるなんて、メチャクチャ変態だ。



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