碧の水浴-5
狂おしい、行き場のない苦しみは限界を超えると快感になる事を碧は知っている。
「親分」の歯と舌で弄ばれる乳首が悲鳴を上げている。
もっと酷くして。
もっと酷くして。
もっと酷くして。
だから。
お尻を、愛して。
「……ボ、ボクッ、ボクのっ」
「んーーー?何か言ってる」
「ちょっと緩めないかね。この子も卑猥な言葉を吐くチャンスをあげなくちゃな」
「ちょっと、待つ?」
「聞きたいわっ!聞きたいっ!淫らな言葉!どうしようもなく最っ低のショタの、男色の、卑しい奴隷の歌が聞きたいっ!」
四人は碧の身体からしぶしぶ離れる。
少年の躯は強くしゃぶられ、噛まれた所に紅いキスマークを刻み、唾液に濡れて光っていた。まるで、血にまみれた生け贄そのまま。
激しい呼吸に喘ぎながら、碧は真珠の歯を覗かせた唇を開く。瞳は潤みまくり、焦点は飛び、半眼の顔は蕩け、アヘ顔を淫らに晒したまま、言葉を紡いだ。
「ボクのっ。……ボクの、ケッ、ケケケケケケケッ、ケツマンコを、犯してっ。おおおお犯してっ!ぶっとい、大っきいの、いっぱい。……壊れても、イイッ!からあっ!お願いっ!…男の、肉棒を欲しがるっ、チンポ中毒のショタを、嗤って、蔑んで、罵って、ハメ、ハメ殺してっ!」
「言ったわっ!もう、最低のブタッ!あんたの望み、叶えてあげるっ!」
四人は碧の拘束具を変える。うつ伏せ、後背位にして、樫木で作られた膝を固定する足枷を括り付け、両手も肘のところで縛り付ける。
まるで犯罪者のように。まるで奴隷のように。まるで覚醒剤中毒の患者のように。
碧は自分が動物以下の扱いを受けることでその被虐心を加速させた。
かわいそうな碧。
かわいそうな碧。
縛られて。拘束されて。チンポの根元まで縛られて。
この上、この上内臓の奥までを侵される。まるで肉便所。肉便所、その、もの。
華奢な首を揺らし、これから起きる惨劇に、苦痛に、快楽への予感に戦慄しながら、碧は腰を高く上げ、その括約筋と肉をうごめかし、自ら淫門を晒し、めいっぱい開いて。
ああ、ちょうだい。上の口から、飛び出すくらい。
「良さそうな壺だなあ」
「桃尻だけ見てると赤ん坊みたいだね」
「この綺麗なピンクの淫門に、真っ黒な巨根。まさに邪が聖を滅する瞬間に感謝しよう」
「親分が一番?」
「そりゃ、最初はドカーンと行かなくっちゃ」