碧の祭典-5
「なんだか、逝っちゃったんじゃね?」
「んー、あ、瞳孔開いてる」
「こうなるともうセックスドール?」
「ただの、肉だね」
碧の淫門に滾った怒張が交互に出入りするたびに、淫門はカタチを変え、歪む。
もはや肛門というより、少年の下腹に空いた大きな穴。
紅く腫れ上がり、その内臓を晒す淫らな肉。
壮絶な凌辱を受け、躯の器官が玩具になってしまっても、犯される少年は美しい。
彷徨う瞳は蕩けそうに潤み、淫乱な天使の笑みを浮かべ、ほんのりと紅く染まった頬はあどけない幼児そのまま。
華奢な四肢は人形のように頼りなく揺れているが、前に後に、男たちの身体をまさぐる。
饒舌な男たちが昂まり、猛烈な抽送を繰り出しても、その細腰は信じられないくらい躍動し、男たちの陽物を咥え、搾り、喰らう。
「中出し?オナカの中に。孕ませちゃう?」
「いやー、さすがに妊娠しないでしょ。面白いんだけどね、したら。じゃ、せめて妊娠したぐらいの気持ちにはさせてあげない?」
「あ、それ、まかせてっ」
男たちの放出は凄まじかった。
ふたつの火山から噴き出した溶岩。
ドロドロとしたマグマ。
それは意識が飛んでいた碧を覚醒させるのに充分な惨劇だった。
もーれつに、熱いんです。
ボクのオナカの中が灼けています。
っていうか、焦げる。
んーと、ウェルダン?超焼けすぎ。
あーーーーーー、ドクンドクンって。
注いでッ!注いでッ!あああ、いっぱい。いっぱい。溢れるっ。
そんなに入れたら、ボク破けちゃうっ!クチッ、口から出ちゃうっ!
ものすごいのっ。
ああ、ものすごいのっ。
「おいおい、器用だな、それ」
「気分じゃない。特技って言わないでよね、こんなの」
「いやいや、射精と小便一緒って、そりゃないよ、フツー」
おびただしい二人分の精液でいっぱいになった碧の腸に注ぎ込まれたのは、アラブ人のような男の大量の小便だった。
オナカが、膨らむ。
碧の下腹は目に見えて膨張し、幼児体型のようにぽっこりと膨らんだ。
同時に、碧の硬直したペニスから夥しい白蜜も噴き出す。
淫水と、三人分の大量の精液、小便が、例えようもない淫靡な樹液の臭いを立ち上らせる。
「×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××!」
碧の崩壊した唇から零れ出た言葉はなんだろう?
生まれて初めての狂乱、喜悦、饗宴。
本物の地獄に堕とされた少年の呟きは希望、そして絶望だった。