第一話:不安-1
私の名前は前田康一・・・
学校によっては違うのかも知れませんが、私の通っていた高校は、私立の男子校でしたけど、授業参観がありました。もっとも、最初の年である一年の時だけで、2、3年には無いそうです。私は頭が悪かったので、優秀な高校では無く、理事長が資金稼ぎの為に落ちこぼれでも入れる学校を作ったのだろうとも噂されるような学校でした。そんな学校でしたので、当然不良も結構居ました。当時は、今のように携帯などありませんし、パソコンも一部の人間しかやってませんでしたし、ヤクザ映画や、不良漫画が人気のある時代でした。教師が退学をチラつかせても、逆に教師を脅す輩も居たような、そんな時代の話です・・・
私が高校入学した一年の時、母美優希が、私の学校に授業参観に来た時の事をお話致します・・・
私は、学校で貰った授業参観のお知らせのプリント用紙を母に渡し、
「もう高校生だから、別に来なくても良いよ」
「何言ってるの、康ちゃんの授業参観は、お母さん行くわよ」
母はそう言って、私が渡したプリント用紙を熱心に見て居ました。
母は、私が一人っ子なのもあってか、私の事を小さい頃から康ちゃんと呼んでいて、さすがに高校生になっても、ちゃん付けで呼ばれる事には恥ずかしさを感じていました。何度か止めてくれと頼んでも、母の康ちゃん呼びは治る事はありませんでした。
「この日はお店休んで、必ず康ちゃんの学校行くからねぇ」
母はそう言うと、私にウインクしました。母が言うお店とは、一つ先の駅前の食堂でパートをしている食堂の事で、小中の授業参観にも必ず仕事を休んでやって来て居ました。この時の母は39才、肩ぐらいまで伸びたセミロングをした黒髪の美人な方で、背は160cmぐらい、私は中学に入る頃には、母の身長を抜いていました。胸は86cmあり、当時としては巨乳で、尻は88cmありました。中学時代の友人の何人かは、母をオナペットにしていると言われた事もありました。
私の通っていた高校は、1、2年生は新校舎で、3年生は旧校舎を使っていました。旧校舎とは、一階の渡り廊下で繋がっては居ましたが、二階以上からは旧校舎には入れませんし、入学してまだそれ程立って居ない私達1年生が、旧校舎に行った事はありませんでした。
ですから、旧校舎がどんな状態だったのか、入学してまだ一ヶ月ちょっとの私が知る由も無かったのです。ですが、私が仲良くなった、茶髪をした健二には、二つ上で、今同じ学校に居る3年生のお兄さんが居るそうで、この学校についてお兄さんから色々聞いていたそうです。
「兄貴の話じゃ、この学校の理事長って言うのが、今兄貴と同じ3年生の息子が居るそう何だけどさ、何か裏でヤバイ筋と繋がりがあるとかって話だぜ?」
「フ〜ン」
私にしたら、理事長がその筋の方と親しくても関係無い事ですし、話半分に聞いていました。健二は尚も話を続け、
「本来、旧校舎何か残しておく必要無いじゃん?」
「新校舎あるしね」
「だろう!?3年生だって、空き室あるんだから、こっちに来れば済む話じゃん?でも不思議な事に、兄貴達の代は、三年間旧校舎で授業させられてるんだってさ」
「エッ!?どうして?」
「兄貴も詳しくは知らないけど、その理事長の息子のたっての希望だって話だぜ?」
「何か意味あるのかねぇ?」
「さあ!?で、その息子って言うのが、熟女好きでさぁ・・・」
「エッ!?」
熟女好きと聞いて、私は思わずドキリとしました。実は私も年上好きで、中学時代友達数人の母親をオカズにして居ました。
「ウチは男子校だろう?だから、入学式とか、授業参観とか来る生徒の母親を物色して、気に入った母親を旧校舎に連れ込んで、仲間と犯すって話でなぁ」
「マジかよ!?そんなの警察沙汰じゃん?」
「いや、そんなの言えないじゃん?まあ、写真か何か撮って脅してるのかも知れないけどさ・・・実はここだけの話、兄貴が1年の頃、お袋が授業参観に来た時、旧校舎に連れ込まれた事があってさぁ」
「エェェ!?」
私は思わず興奮して身を乗り出しました。健二の家に一度遊びに行った事がありますが、健二のお母さんは、ポッチャリしたまさに熟女という体型で、顔も私的には好みでした。しかも家の母以上の巨乳で、私も一目見てオカズの中に加えて居ました。その健二の母親が、旧校舎に連れ込まれた事があると聞き、私は興奮していました。
「家のお袋、顔は普通だけど、胸はでかいからさぁ・・・目を付けられたんだろうなぁ」
「で!?どうなった?」
「まあ、俺の入学式にも嫌がって来なかったから、やられたんだろうなぁ・・・」
「マ、マジ!?」
「お前の母ちゃん美人だけど、入学式の時大丈夫だったか?」
「うん、俺と一緒に帰ったし、特に変わった様子も無かったしさ」
(アレェ!?待てよ?)
そう思った私は、入学式の日の事を思い出していた。思い返せば、旧校舎の窓から顔を出した先輩達が、見て居たのは覚えて居ました。でも、何人かの母親は、一人でやって来て旧校舎の方に向かったのですが、その中に健二の母親も居たような気がしたのです。
(ひょっとして、健二が知らない所でおばさん・・・)
私は、健二の母親が脅され、先輩達に時々呼び出されて、犯されている姿を妄想し、興奮してしまい、思わず勃起してしまいました。私は健二に気付かれないように、股間の位置を直しましたが、幸い健二は気付かず話し続け、
「家のお袋、入学式ぐらい行けって親父に言われたんだけど、体調悪いって断ってさ」
「フ、フーン・・・」
「まあ、お前も母ちゃん来るなら気を付けろよ?出来れば来させない方が良いかもよ?」
「そうだな・・・言ってみる」