マッサージ-2
ライトグリーンの
パジャマを着たちづるは
タクミの側に座る。
タクミは
ちづるに背をむけて、
あぐらをかいて座る。
タクミが
ふざけて低い声で「お願いしまーす」
と言うとちづるはふふっと笑い
マッサージを始める。
タクミの肩と肩甲骨まわりを
手のひらで押してマッサージをする。
5分ほど、2人は喋らずにいた。
マッサージを続けたまま
タクミはポツリと言う。
「気持ち〜〜〜〜 ぃ、、、
っ ぁーーーーー、、、
うまいねぇ 」
「ふふっ でしょ?
タクミ君、結構こってる、、」
「 そーーぉ?
そんなん分かるんだーー
ぁーーー 、、気持ちぃ、、
プロだねーーー 」
「 ふふっ でしょ?
マッサージは、うまいって
言われた事あるんだ〜〜 」
「 へーーー、、、。
誰に? 」
「 ぇっ? 、と、、
誰、、だったかな、、
っ 知可子、、、かも 」
「 ふーーーん 」
あ 。
動揺した
男か
ぁーーー、、、
もーー
っつーか、何が嫌って
ちづちゃんの事
なんでも分かっちゃうのに
なのに
肝心な所
コントロール 出来ないのが
「っ はーーー、、、、」
「、、本当、、疲れてるね。」
「 んーー? うん、、、」
しばらく2人は沈黙して、
マッサージに集中していた。
「っ ぁ″ーーー でも 結構
疲れがとれたかもーー
ありがとう。 」
「ふふっ うん、
、 、 、 、、、、。」
マッサージを15分ほどやって
タクミがそうお礼を言うと
ちづるは手を止めた。
そのまま、タクミの背中を
じっと見つめる。
タクミは
ちづるに背をむけたまま、
肩甲骨のまわりをまわして
肩の凝りが取れた事を
実感しているようだ。
ちづるはタクミの背中を
見て静かに言う。
「、、ちょっとだけ、、いい?」
「 ん?」
「、、寄りかかって、 」
タクミは横を向いて
後ろにいるちづるの気配を見る。
ちづるは、
タクミの背中に近づくと
上半身全体で背中によりかかる。
横を向きながら少しうつ向いている
ちづるが言う。
「 、、あったかい、 、」
「、 、 、 、、、。」
「 、、ふふふ、、
充電中〜〜 」
「、 、 、 、、、 」
2人はしばらくそのままでいた。
タクミは
自分の背中にぴったりとくっついて
甘えてきてるちづるを愛しく思う。
しばらくしてちづるが小さく
「ありがと。」と呟くと、
タクミの背中から離れる。
ちづるが離れたと同時に
タクミが振り向く。
素早くちづるを捕らえてキスをする。
「 、 〜っ ん 、 、」
タクミはキスをしながら
にじりよる。
ちづるは寝室の壁際に
背中を預ける。
舌が、入ってきた。
しばらくキスを続けていると、
ちづるの下半身から
大きく水の音がした。
タクミはその音に反応して
思わずキスを止めて
ちづるの下半身を見る。
その後、ちづるの顔を見ると
気まずそうに目を泳がせている。
「ふふっ、 、、
ね、ズボン、、脱いで 。」
「 ぇ? 、 、 、、 」
タクミはちづるのパジャマの
ズボンを脱がす。
下半身がパンツと、
部屋着用のモコモコとした
靴下のみになる。
部屋の電気はついている為、
ちづるは恥ずかしそうに
顔が真っ赤になっていた。
タクミが言う。
「見せてみ? 」
「、! 〜っ 、っ 」
タクミはちづるの
両方の膝を持つ。