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隣のお姉さんは、誰と
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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隣のお姉さんは、誰と-2

 圧倒的に不利な立場だった憲夫だが、それでもできる限り交渉を続け、さらなる譲歩を引き
出すことに成功。社員の待遇改善と雇用の確保に加え、岩倉を名目上のみの社長として現場は
新たに副社長となる自分と麻純が取り仕切ることを承諾させた。
「やれやれ、これで商談成立ですな。いや、めでたいめでたい。時に伊原さん、その代わりと
言ってはなんだが、一つワシの頼みを聞いてはもらえませんか」
 話がまとまったところで、岩倉がある要求を突きつけてきた。
「あー、お宅の娘さん、美晴さんといいましたかな。ぜひワシの妻に迎えたいのですが」
『……は?』
 申し出を耳にすると同時に、憲夫と麻純は夫婦で見事に声をシンクロさせた。
 美晴は二十二歳。ふんわりと、いかにも母性的な雰囲気を醸し出す美人で、長めに伸ばした
やや癖のある黒髪が穏和な顔立ちとよくマッチしている。いつも笑顔を絶やさぬ明るい性格で
ご近所でも評判の娘だ。子供好きで、大学を卒業した後は保育士を目指すと現在勉強を重ねて
いる最中である。
 一方岩倉はといえば、五十も半ばを迎える油ぎったバツ三の中年男。若い頃は貧乏だったが
事業で一山当てて以来、すっかり成金趣味が板についている。チビ、デブ、すだれ頭の見事な
三拍子にマンドリルが人間に化けたような顔つきは、他人を見下す尊大な物言いと合わさって
品性下劣なおっさんのモデルケースを連想させた。
「ワシとしては大損を覚悟でそちらの出した条件をほぼ丸呑みしたんだ。これくらいの願いは
聞いてくれてもいいでしょう。ここはどうか、誠意ってもんを見せてくださいや」
『……』
 憲夫と麻純からすれば、美晴は厳しい暮らしの中切り詰めて切り詰めて、ようやくここまで
育て上げた大事な一人娘。そうおいそれと嫁になど出せるはずもない。
 それでも、一応は娘への正式な求婚を、親として無下にするわけにはいかなかった。
「……失礼ですが、娘のどこを好いてくださったのでしょうか」
「あー、やはりあの乳、それに尻ですな。どちらもぶるんとでかいが、それでいてスタイルが
崩れてないというのが実に素晴らしい。もうね、見てるだけでこれもんですわ」
 尋ねた憲夫に、岩倉は股間に当てた拳をぐいと持ち上げながらそう力説した。
「そういう面じゃなくて、性格とかの話なんですけど」
「あー、性格。そうですなー、やはりワシに対して一途に、従順な奉仕を捧げてくれることが
一番ですかな。ワシは生意気な女というのは好かんのですよ。何事も控えめに、いつも主人を
立てる。美晴さんにはこういった妻のあるべき姿というのがぴったり、似合っとりますな」
「そんな要求をするからには、夫のあなたもちゃんと一途に娘を愛してくれるんでしょうね?」
「あー、まあできるだけそうしたいとは思いますがね。何ぶんこういうのは男の甲斐性という
ものですし、多少のことはどうぞ大目に見てやってくだせい」
「そ、そんな都合のいい……」
「言ったでしょ。女は従順が一番。甲斐性なんぞ要りませんが、男はそうもいかんのです」
 憲夫を押しのけるように前に出てきた麻純の厳しい詰問にも、岩倉はしゃあしゃあと勝手な
本音を吐露。夫婦二人を完全に絶句させてしまった。


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