唇-6
俺は 長い時間 チカにキスをしていた
舌を絡めることのない 唇を重ねるだけのキス
俺の掌は チカの乳房を包んでいた・・・・
心臓の小さな鼓動が伝わっている・・・・・
このキスで
チカに何か伝えたかった・・・
が
脱衣所に誰かが来た物音で
チカがビクッと反応し
唇は 離れてしまった・・・・
脱衣所に来た二人の影が ドアの向こうに見え
「ユウヤちゃん 背中流してあげるからね」
「えと・・・・・・はい」
どうやら ユカとユウヤらしい
その二人は ドアをゆっくり開け
俺とチカを そっと覗くように見てきた
「やっぱり アキラとチカちゃんよね」
ユカは 身体を隠すことなく浴室に入ってきた
そのあとに ユウヤが股間を隠しながら入ってきた
チカも 咄嗟に股間を隠してしまう
「こら!二人とも 隠すの禁止だよ」
ユカは 立派な乳房を揺らしていた
俺は少し その乳房を見てしまっていた