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詩織の【女神と天使】
【女性向け 官能小説】

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どうしてお尻丸出しにするの?-3

今までに、半裸にされたことは少なくないが、いつも強烈に恥ずかしかった。

彼が全裸にならないうちは、私は半裸でも全裸でも恥ずかしくてしかたがないのだ。

ましてや、お尻だけ露出という恥ずかしさは言い表しようがない。

「う、……」

液が脚に垂れた。

声を出してしまったから、彼に気づかれた。指が、脚を触る。股間ではなく、脚だ。すでにそこを液が濡らしているとわかるなんて、……憎い。

「初めて、潮を噴くかも」
「いや!」

彼の言葉を本心から否定する。

こんな格好で初の潮噴きなんて、イヤだ。
ろくに触られもしてないのに、イヤだ。

まだ、彼は触ってこない。

そのかわり、社交ダンスみたいに抱かれたまま歩かされ、

部屋の姿見ミラーにお尻が映る位置に達した。

自分からは見えないのに、彼は私のお尻を見ている。

いや、いや!

こんな格好じゃ、恥ずかしくて私は感じない。

感じない! 感じない!

「ああー!」

そのとたん、まさかのシャーという音。

私が潮を噴いた瞬間だった。

レイプされた娘みたいに、少し泣いた。

相変わらず、シーシ巻きのお尻丸出しで床に座りこむ私を、姿見ミラーが映している。

お尻がかわいい天使は、潮噴きの淫乱堕天使だった。

床を拭き取って始末をつけた彼が、私を後ろから抱いてきたが、乳房を触る手にも無反応な私がいた。

やがて彼がブラのホックを探し始めたので、私は自分でフロントを外した。
さらに彼はシーツを落とし、座ったままの私のほとんどをあらわにした。

慰めるようなキス。ちゅっちゅっと子供みたいに。

そこで、やっと彼が自分の服を脱いだ。
まっすぐ前向きに立つ全裸の彼の中心が直角なのを見て、少し気分がなおった。

――ちゃんと、レイプしてもらえそう。

私も立ち上がる。自然にシーツが落ち、オールヌードに生まれ変わる。

アダムとイブのように抱き合うと、彼のものが当たった。

キスしながら、また社交ダンス移動で、姿見チェック。
今度は首を回して、自分の裸を確認した。
素っ裸の一部としてのお尻はかわいかった。



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