どうしてお尻丸出しにするの?-2
交流会から数日後の私の部屋。
彼は今、その時の写真を見ている。
炎に照らされて、闇に浮かぶ女神は、我ながら神秘的だ。
ピッチリ衣装が恥ずかしかったことが報われるような気がする。
あのあと消灯前に、女子高生たちが寝具のシーツで“女神ごっこ”を始めた。
下着はどうしてました?と確認してきたので、全部脱いでた、と嘘を言うと、彼女たちは本当に全裸になってしまった。
彼女たちの何人かは、男子の部屋まで見せに行ったらしい。
怖いもの知らずにもほどがある。
「生で見たかったな」
彼が言う。
やっぱり、そうくるよね。
「いいよ」
私はTシャツを脱ぎながら、立ち上がった。
デニムも脱ぎ、白い下着姿を披露する私。
フロントホックを外そうとしたら、彼がストップをかけた。
ブラのストラップが見えたほうがいいと言う。
そのかわり、パンティは脱いでほしいと言う。
やっぱり変態だ。
しかたない。
彼に背を向けて、ショーツを下ろした。
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シーツ巻き、リターンズ。
キャンプファイアーの時と違うところは、下着の構成だけではなかった。
シーツが隠すのは腰まで。
つまり、お尻丸出し!
かわりに胸は、ストラップどころかカップの上半分まで見えていた。
彼にハグされながら、お尻の羞恥に耐えた。いつもなら羞恥心は快感に変わるが、今日に限ってはそれがないような気がした。
「きれいだ…」
え、いま、なんて言った?
やらしい、ならわかるけど、この格好のどこが?
「天使だ……」
あ、少しわかった。
ハダカの幼児みたいな天使いるね。
天使はお尻丸出しでもアリよね。
ただ……私は女神だったんですけど。
◆