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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第30話『国内の村で発見!こんなところにお馬さん』-3

 某山岳高地。 海抜以下の干拓地すらある国家ゆえに、高地は珍しい。 国内唯一といっていい、形式的にはかつてアルプス山系に属したこともある標高2000メートルクラスの高地では、昔ながらの狩猟と林業を中心とした生業(なりわい)が為されていた。 
 冬、霜がおり雪がちらつく中、毛皮に身を包んだ猟師の傍らで、全身完裸の女性が唇を真っ青にして震えている。 猟師が鉈で枯れ木を倒し、小枝を掃(はら)って柴をつくる一方、腕を背中に回して組んだ女性は、手を遣わず口で柴を咥え、丁寧に隣の台車へ積む。 柴、と一口にいっても中には腕より太い木切れが混じる。 そんな太い柴であっても、女性は頑なに手を遣おうとせず、顎が外れんばかりに大口を拡げて、はっしと噛みついて持ち上げている。 やがて台車が一杯になると、猟師が台車の牽引ロープを女性の首に巻き付ける。 台車が急斜面を登るためには、裸馬が顔をあげて前を見据え、身体全体で牽引しなくてはいけない。 そうしておいて、台車を後ろから猟師が押せば、平均80キロ近い薪を乗せた台車が進む。 雪が積もってくれれば、仕事は随分楽になる。 台車が橇(そり)に置き換わるためだ。 秋に集めた薪や干し肉を満載し、積もった雪の上を橇で運ぶのは、もちろん裸馬の仕事になる。 ふもとまで荷物を下ろす作業が中心になるが、下りとはいえ雪をかき分けながら橇を曳くことは、少しでも気を抜けば橇が暴走する危険を孕む。 真冬であっても全裸のまま、ウマは爪先立ちで雪の中を歩き続ける毎日だ。 

 なお、寒冷地に配属されたウマには、該当地域の年間寒冷日数――1年間で最高気温が8℃を下回る日数――に応じて『防寒クリーム』が特別支給される。 軍が開発したクリームで、ヒトの肌に塗るだけで外気への体温流失を99%抑える効果を誇るスグレモノだ。 高地で働くウマは、毎朝村人にクリームを全身に塗ってもらう。 基本的には顔、手、胸、腹、足というように上から下へ塗る。 中には気が利かない猟師もいて、まずたっぷりクリームを掬うとオマンコやアヌス、臍といった汚れた箇所にばかり丹念に塗り込む。 そうしてさんざんマン滓や便滓で汚れた指で追加のクリームを掬ってから、顔や鼻の孔、乳首や唇に塗りたくる。 自分の便を唇に塗られてもウマとしては一切抗議できないのは言うまでもない。 一方、意図的にウマを苛める猟師もいる。 故意に一部だけクリームを塗らない――例えば乳首、或はクリトリス――者もいる。 膣の内側などはクリームがなくても凍えることは少ないが、突起となるとそうはいかない。 ウマが必死に脚をあげて股間を強調したり、何度も嘶いて、乳首よもげろとばかりにユサユサしたり、クリームの塗り忘れがあると強調して、さんざんみじめなアピールを経て、漸くクリームを塗って貰えるわけだ。 それでも塗って貰えたならまだマシで、ちょっとでも猟師の気に入らない態度をとったウマであれば、最後まで塗ってくれない場合もある。 一日を経て凍傷寸前まで追い詰められた乳首やクリトリス。 夜中に自分で温め、労わらなくちゃいけないミジメさは、どんな強気なウマであっても猟師に媚をうる牝に変える。 クリームの効果もあってか、山出身の露馬には、必要以上にヒトに媚を売る傾向があるという。

 ヒトが通る道に沿ってマーキングすることも、山における大事なウマの嗜みだ。 マーキングとは、約1キロ進むごとに、猟師道の脇に放尿すること。 ヒトやウマがこの付近に頻出することを、周囲の獣、例えばハイイログマやヨーロッパオオカミに知らせるためだ。 行程の都度放尿するため、山村のウマは1日に何十回と小分けして放尿を強いられる。 一々立ち止まって放尿すると時間がいくらあっても足らないため、歩きながらひょいと片脚をあげ、オマンコが拡がりきったタイミングでピュッと飛ばすのが正しく躾けられたマーキングだ。 また、休憩や作業をするため長時間滞在するポイントでは、その場所の周辺に赴いて複数個所にマーキングする。 これは、匂いを長く強く残すためにも、尿ではなく便での匂いつけだ。 歩きながらしっかりきばり、プリッ、プリッ、プリッと規則正しく排便する。 なるべく便の大きさ、便同士の間隔が同じになるように、猟師が監督する下で、足をあげる度に小さな便を落とせるよう気を遣うウマの姿。 ポイントから直径20メートルほどの円形に排便するには、便同士の間隔が60センチとすると、どうしても100個以上排泄しなければならない。 円の最後に差し掛かる頃には、どんなに排泄が得意なウマであってもひりだすことが難しく、残った宿便の一欠けらをひるためだけに顔を真っ赤にして息む姿は、中々他では見られない。 

 青空天井の下で排泄行為に励むことは、羞恥心と同時に解放感も味わえる。 けれどそれは春から秋にかけてで、冬ともなれば話は違う。 小便がしぶいて肢にかかったり、残尿が垂れて太腿に流れようものなら、たちまちクリームが流れてしまい、すぐに凍傷が出来てしまう。 猟師としては、夏のうちから冬を見据え、ウマを『歩きながら、自分の身体にかからないようがに股気味に足を掲げ、即座にマーキングする』べく躾けねばならない。 尿の飛ばし方、タイミング、息み方――徹底的に排泄を躾けられたウマだけが、無事に冬を越すことができる。

 



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