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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第28話『絶頂!アへウマチック天国』-1


 11月○日。

 期末試験が近づいてるのに、まだまだ絶賛ひきこもり中なあたしって一体……。

 ヨアンが毎日授業プリントを届けてくれる。 ただ、改めて授業をサボってから(あたしがサボりたいわけじゃないんだけど)わかったのは、ああいう眠い授業でもそれなりに身になってたっていうこと。 半分眠ってるようなもんでも、それでも意識の片隅には残っていて、理解する助けはしてくれてたらしい。 いざ何の予備知識もなしにプリントをみても、あたしにはちーっとも分かんなくて、あはっ、変な笑いが止まりません♪

 ただ、お姉ちゃんが帰ってきて、ちょっぴり風向きが変わった感じ。 お姉ちゃんも基本的にはお母さん側なんだけど、あたしの説得を諦めたっていうか。 『勝手にすれば?』って感じで、我関せずで話し合いにならないから、つられてお母さんも勢いが弱くなってきた。 この分だと近いうちに話し合いも終わりそうかな……? 

 そうなってくれた方が、正直助かる。 卒業前だから『裸馬』になる養成所に入るにしろ何にしろ、学校と親の許可がいる。 養成所の調教受講費も、生活費も、最低限は配給で間に合うにしても、少しくらいはサポートが欲しい。 いざとなったら家出するくらいの覚悟はあるけど、穏便に済むなら、それに越したことはないわけで。

 ヨアンに頼んで軍からガイドブックを持ってきてもらった。 『軍馬』のトレーニングメニューがお目当てなのです。 継続走行10キロ30分、瞬発走行100メートル15秒、牽引重量、横臥負荷ベンチプレス85KG、鉛直負荷スクワット120KG、鉛直懸垂デッドリフト160KG……達成目標を見てたらクラクラしてきた。 自分に無理な項目は見ないようにすることも、精神を健全に保つためには悪くない工夫と思う。 体力づくりの項目にあるの『尻立伏せ』……腕立て伏せの類だろうか? TVにも飽きたし、せっかく時間があるんだから、ちょっとずつ身体を鍛えておくつもり。 どうせなら一足飛びに『軍馬』向けに練習したって罰は当たらないだろう。

 
 ……。


 新規立法『職業限定法』

 特定の職域について、採用条件に『露馬』を付帯できるものとする。 該当職種は一次産業全般と特定二次産業に及ぶ。 具体的には『外食業』『運送業』『放送業』『農産』『水産』『林業』などで、今後更に拡大を見込む場合、随時条項を追加する。

 

 ……。

『絶頂! アへウマチック天国』

 街頭紹介バラエティー。 物品搬送を主業務とする『ウマ』が雑多な業種で活躍する街―― 国内で積極的にウマの進出を支援した都市・スケベニンゲンや、隣接する国際司法都市ハーバーグ ――を紹介する番組だ。

 番組冒頭、市街を闊歩する露馬たちがモニターに映る。 全国でもそれほど多くない国産の露馬――轡を咥え、アナルプラグから尻尾を生やし、蹄鉄をうった長靴の爪先のみを街路につける――が、大通りを彼方此方と行き交っている。 そんな、市民とウマが共存する世界。

 最初のコーナーは『街の新人裸馬ベスト10』と銘打って、スタイルのいい裸馬にスポットを当てた。 裸馬は、露馬や軍馬と違って、ただの全裸で爪先立ちした女子といえる。 唯一ウマの身分を顕わすものは、オケツと右乳房に耐性インクで印字された馬番号だけだ。 そんな馬番号がアップで映され、順番に裸馬がポージングする。 『132番・右脚水平伸脚でオマンコ開口』、『189番・ケツ振りダンスで発情アピール』、『93番・鼻孔拡張で興奮吐息』といったように、カメラに向けて惜しげもなく自分の孔を晒す裸馬。 裸馬であるうちはあらゆる場面において、軍馬のような凛々しさを示すより、ウマの身分まで必死に自分を貶めるみっともない姿勢が評価される。

 続いてのコーナーは『街ウマコレクション』、いわゆる1つのファッションチェックだ。 街にウマがいる以上、ウマにちょっかいをだす市民もいるわけで、そんな市民の様子に注目する。 ある年配女性は手にしたステッキで裸馬のお尻を激しく打擲していた。 若い娘のくせに恥ずかしげもなくお尻丸出しで歩くこと自体が許せないらしい。 またある中年女性は、裸馬が通り過ぎるたびに乳房を鷲掴みにして揉んでいた。 自分が失った肌の張りを維持しているかどうか、手触りで確かめているそうだ。 また或る20代後半の女性は、壁際に裸馬を圧しつけながら執拗に乳首を捩じっていた。 捩じられる側の裸馬は、年端もゆかない少女のウマだ。 若いウマは男性に構われる傾向にあるが、裸馬になりたてな少女馬もまた、街頭で男性から耳目をあつめていて、ある種チヤホヤされていた。 女性はそれが腑に落ちないらしく、『ウマの分際で』『丸出し女のくせに』と言った風に少女を貶めながら、ベソをかいてか細く『ヒヒィン』と鳴く少女を甚振っている。 すべての裸馬に共通していえるのは、決してヒトには逆らえない事。 どのウマも痛みを堪え、或は羞恥に耐え、もしくは屈辱に唇を噛みしめながら、黙って命じられるままポーズをとり、嬲られるままに身を任せていた。



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