Where is my world?-4
「ち、違う!」といっても既に遅し、誤魔化せるわけはなかった。
優衣は羞恥で赤くなったが、その羞恥は嫌ではなかった。両親の性を前にして、優衣の卑猥さはミナミ先生が求めるレベルに達したのだった。
「まあいい。お前はそこでオナニーしとけ。お父さんは管理人の奥さんと一発やってくるから」
「あっ、待って!」
興奮のまま居間に入ろうとした晃を、優衣が呼び止めた。
「なんや?お父さんは忙しいんやで」
そういった晃は、居間の乱交を気にしながら、忙しそうに肉棒を扱き始めた。
「お、お父さんには、まだ挨拶してなかったやんな」
「挨拶?」
「オ、【オメコ挨拶】やんか…」
お父さんには慣れ親しんだ言葉の方が興奮するはず。そうった優衣は、卑猥な3文字を口にすると、恥ずかしげに顔を俯けながら、その場に腰を下ろした。
「お、お前、なにするんや?」
痛いくらいの晃の視線を感じつつ、優衣は思いきって足を開いた。
「こ、これが優衣のオメコです。上つきか下つきかわからへんから、お父さんのチンポで確かめてみて」
幼さの残る割れ目がクパァと開き、晒された卑猥な中身は、大人並みに妖しく濡れていた。
「優衣の…」
その背徳的な光景を前に晃の言葉は続かず、その脳裏からは愛奈の恥態も、魅力的な管理人の妻の女体も吹き飛んでいた。
「来て…」
上気した優衣が、さらに足を開いて晃を誘惑した。その声の響きには、男をその気にさせる韻が漂っていた。
「優衣…」
牡を求めてヒクヒクと蠢く娘の淫部。その妖しい魔力に吸い寄せられた晃は、優衣の股間に顔を埋めた。
「いやあーん、やあーん、気持ちいいよぉー」
喘いだ優衣は、ふと、自分と入れ替わったはずのこの世界の優衣のことを考えた。
(こっちの優衣ちゃん。今日一日どんな経験したんやろ?あっちの世界の教室でいきなりオメコ挨拶やってたりして。うふふ、まさかね〜)
そんな楽しい想像をした直後、女体を引き裂くような痛みと、その痛みからじわじわ変化していく快感を味わったことで、優衣はそんなことを考える余裕は吹き飛んだ。
「ああん、この世界、サイコー!!!」
おしまい。
【幕後】
「優衣、これ見てみ」
乱交が終わり、家に上がり込んたでいた者達が帰った後で、晃が手にした紙袋を優衣に差し出した。
「なにこれ?」
優衣が手に取ったものは本屋の紙袋で、中にはハードカバーの本が入っているようだ。晃は急ぎの帰宅途中にも拘わらず本屋に寄っていたのだ。
「写真集や。中見てみ、吃驚するで」
晃に促された優衣が、紙袋から引っ張り出すと、それは国民的セックスアイドルグループ【OMK69】の写真集だった。
「いやや、なにこれ、モロやんか」
優衣が驚いたのも無理はなかった。こちらの世界の写真集だったので、淫部がモロ出しだったからだ。人気のアイドル達がニッコリと笑いながら、足をM字に開いて並ぶ姿は壮観だった。
「これってグループ名が違うだけで、メンバーの中身、【アッチの世界】と全く一緒やん。うわっ、サセコのオメコって、こんなんやったんや。ユヤヤのオメコもエッロ〜」
向こうの世界では決して見ることのできない人気アイドルの淫部の数々に、優衣は興奮した。
「アイドルやからもっと綺麗かと思てたけど、結構使いこんでるんやね」
「でも、それは仕方ないやろ。この娘ら毎日テレビで朝から晩まで何回もしてるし、それに【セックス券】持ってきたファン達とやるんやから、ココがくたびれるのも無理ないで」
晃が優衣の股間に手を伸ばし、割れ目の中に指をムチュっと食い込ませた。
「やあん、だめ〜〜〜」
嬉しそうに腰をくねらせた優衣だったが、気になる言葉があった。
「ストップ!【セックス券】てなに?」
腰を引き晃の責めから逃れた優衣が聞いた。
「【アッチの世界】で【握手券】てあったやろ。ほら、イベント販売のグッズのオマケに付いてるやつ 」
「へえ〜、【コッチの世界】では【セックス券】なんかあ〜」
優衣は写真集をパラパラと捲りながら感心した。
「あっ、この本にも【セックス券】付いてる。お父さん、サセコとするために、これ買おたん?」
巻末にそれを発見した優衣が聞いた。
「ちゃうちゃう、【アッチの世界】のお土産にしようと思たんや」
「なんで?」
「ネットで売って儲けるつもりや。人気アイドルのモロ出し画像なんて【アッチの世界】にないもんな。エロ画像のスキャンデータを売るんや。元手掛からずで大儲け♪」
優衣の疑問に晃は楽しそうに答えた。。
「なるほど。絶対に売れるで」
優衣は転んでもただでは起きない父親に感心した。しかし、3人がこちらの世界に残ることを選択したので、その計画の実現はしない。この世界で女体の味わいを学んだ優衣は、オナニーのオカズ用にその写真集を使い込もうと思った。
おしまい。