017.『今後の方針(1)』-2
本堂 空太
(そして………………、地下。
地下の部屋は二ヵ所。一つはリビングから繋がる倉庫で、食料とか、生活用品が補充されると言っていた部屋だ。
シャッターで区切られてて今は閉まってるそうだが、犯人は深夜、そこから物を運び入れるつもりなんだろう。
各自、必要なものはそこから使おうと言うことになった。
そして…………、そして…………、
思い出したくないが、あの部屋。
会議室から繋がる、死体安置所と称された、あの物置部屋は…………)
道明寺 晶
「………………秋尾の、遺体があった」
千景 勝平
「……………………!」
佐倉 小桃
「そ……そん、な…………」
道明寺 晶
「これで……イタズラやドッキリの可能性は消えたってことだな」
千景 勝平
「――――――――!
て、てっ、めえ――――っ」
道明寺 晶
「――――っ」
本堂 空太
「っ…………」
(…………勝平は、アキラの胸ぐらに掴みがかっていた。
思わず手が出てしまった、…………そんな感じだ)
八木沼 由絵
「しょ、勝平〜!!」
千景 勝平
「く…………ぅ…………、
……………………悪かった」
道明寺 晶
「……いや…………、俺も言い方が悪かった」
本堂 空太
「………………ほ」
………………。