放課後-1
【放課後】
気を失った優衣が保健室で目覚めたのは、放課後になってからだった。
「もう下校時間…」
驚いた優衣だったが、誰も居なかったのを幸いに保健室を抜け出した。辺りを窺いながら誰も居ない教室にこっそりと忍び込んだ。
自分のランドセルを手に取った優衣は、校内に残るクラスメートから隠れるように、学校から逃げ帰った。
「ただいま」
帰宅を告げる声に、母親の愛奈の反応はなかった。
「出かけてるのかな?」
帰宅直後に、厳格な母親にアレコレ聞かれずに済んだので、取り合えず優衣はほっと安堵した。
「ふうっ」
ランドセルを下ろして気が弛んだ優衣は、なぜか肛門のむず痒さが気になり始めた。
「アレのせいかな」
どうやら激しい噴出で、肛門を酷使したことが原因のようだ。
一度気になると、そこにばかり神経がいってしまい、段々むず痒さが我慢できなくなってきた。
「ああん、痒いよう」
優衣は居間の戸棚の中にある薬箱から痒み止めの塗り薬を取り出してから、トイレに入った。
優衣は下着を下げようとしたが、その下着に触れることができなかった。
「あれっ?」
異変に気づいた優衣は、身体のアチコチをベタベタ触り、ようやく自分の今の状態に気づいた。
「うそ…」
驚いた優衣が視線を下げると、膨らみ始めた胸越しに、うぶ毛の生えたモロの割れ目が目に入った。
「学校で服脱いだままやった…。あたし、オメコ丸出しで…」
そんな卑猥な言葉がすんなり口から出るほど、優衣は転校初日でどっぷりと淫乱な影響を受けていた。
すっかり感化された優衣がそれを口にした途端、早速卑猥なスイッチが入ってしまった。見ていた卑猥な肉の裂け目が、早く指を入れて欲しいと優衣に語りかけているようだ。
「うふふ、しよ」
下着を脱ぐ手間が省けたのを幸いに、優衣は剥き出しの割れ目に指を食い込ませた。割れ目の中は、既に熱い愛液で潤っていた。
「あうん…この上の部分が気持ちいいんよね」
今日一日ですっかり女体に馴染んだゾワゾワする快感。それを味わうためにクリトリスを指で擦った。
「あっ…気持ちいい…」
このまま覚えたばかりのオナニーを続けようと思ったが、下半身に意識が集中したことによって、肛門の疼きが激しくなってきた。
「って、オナニーしてる場合やなかった」
今は肛門のむず痒さを何とかしないといけなかった。
指を抜いた優衣は、股間に目を向けながらトイレの便座に腰を下ろした。
割れ目がぱっくりと広がり、湿り気を帯びた淫靡な中身が優衣の目に映った。
「うはは、自分のやけど、見れば見るほどオメコって変な形やわ」
児童らしい感想だった。
「処女膜って見えるのかな?」
好奇心の湧いた優衣が、その部分がよく見えるように、後ろから回した手を股間に添えて、さらにぐっと開いた。
優衣が頭を下げて卑猥な部分を覗き込もうとしたとき、突然、優衣の頭に向かって、怒気の籠った声がぶつけられた。
「優衣!何やってんのよ!」
驚いた優衣が頭を上げると、出掛けていたはずの愛奈がトイレの前で恐い表情で立っていた。
「お、お母さん…」
てっきり一人だと思っていた優衣は、愛奈の登場に目が点になった。