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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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復縁-4

スパァーーンッ!

展示会の後、この事を全て若葉ちゃんに打ち明け、放課後に公園で僕と稲葉さん、そして若葉ちゃんも交え。

「……気持ちいい?人を傷つけるのが。」

案の定激怒した若葉ちゃんが彼女の顔を思いっきり引っ叩き。

「傷つけたのはそ。」
「黙りなさいっ!そんな言い分もう通らないよっ!」
「こわぁーーーい💛うふふふふ♪」

最早出会った頃の絵の締め切りに間に合わなくて慌てていた普通の彼女の面影は何処にも見当たらなかった。

「それで?一体私を、いえ彼に何をするつもり?」
「……。」
「言っとくけど私を逮捕しよったって無駄だから、殺人教唆?だっけ確かに私が原因なのは確実だけど、いざ裁判となっても無理よ、立証何か出来ない。」
「よくもふてぶてと。」
「私が憎い?なら殺す、でもそんなの出来ないよねー。」
「えぇ、貴女なんかの為に捕まりたくないしね。」
「ふんっ!偉そうに…引っ込み思案の男ったらしが。」
「なんですって!」
「もうやめてくれ!稲葉さん、君はそんな人じゃない筈だ!」
「………。」

僕らをとても汚わらしい物でも見るように睨みつけ、この場を後にする。


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