バスの中なのに-1
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お酒、飲み過ぎたかな。
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ただいま、高速バスを利用しての日帰りデートの帰路。
彼は路上教習の段階で、免許がおりたら、すぐ中古車を買うと言うが、今はこんなバス移動。
高速で片道3時間のこの都会でのデートも、車があればもっと楽になるだろう。
ただ、ノンアルコールのデートにはなる。
うっかり飲んじゃったら、泊まり? うふ。
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それにしても気持ちいい。
この高速仕様のバスは床が高い。実際、運転席よりも客席が高いので、最前列の見晴らしは最高だ。動く夜景は見飽きない。
昼間のうちにキスを5回はした。
ホテルに誘われたら拒まなかったけど、ブティックめぐりや食事にお酒だけのデートも新鮮だった。
彼がしたエッチなことと言えば、エスカレーターでミニスカートを覗いたことと(バレてないと思ってる)、スキンシップがわりのお尻タッチぐらいかな。
下校中の地元の女子高生に注いだ視線は、まあ許そう。
ともかく、今は平日の夜の高速バス車内。
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彼がキスしてきた。
大胆!
あ、いま気づいたけど、ここは死角だ。
平日、わずかなビジネス客は車内灯が少し明るい後部の席を選んで、顔を伏せてモバイルをやっているし、
運転席はすぐ前だが、一段低い。
キスを見られることはない。
そして、昼間のキスよりも長い。
お酒のせいもあり、エッチモードに突入してしまった。
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進行方向右側の二人がけの席の窓側の私は、
――彼の膝の上に倒された。
私を見下ろす彼。一瞬のためらいもなく、彼は私の胸に手を入れてきた。
私は胸よりも、ミニスカートが気になった。
――下着は見えてないよね。
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