O深夜の訪問-4
「どう、恵子さん。少しはその気になってくれた?」
「夫は今はるか離れた場所にいるけど愛し合う気持ちは二人とも変わらないわ。」
「二人の愛は認めるよ。精神的な愛はね。でも肉体的な愛はどう?田中さんに愛してもらってる?」
「勿論よ。充分愛していただいてますわ。」「嘘だ。じゃこれはなんだ。」
ショーツを裏返しクロッチ部に光る粘液を見せた。それを鼻に近づけながら彼女を見つめる。
「いや、だめ、嗅がないで。お願い、ショーツを返して。」
「すごい淫臭がする。飢えた牝の匂いだ。長い間セックスレスの続いた不満の香りだ。」
「違うわ。違うわ。そんなんじゃありません。私たち夫婦は愛し合っています。」
テーブルを乗り越え彼女のいる三角形の空間に飛び込んだ。
再び乳房をめぐる攻防が始まる。今度は前を開かれては陰毛までさらす事になる。
彼女は必死になってうつむく。ゆっくりと太ももから尻への愛撫を開始する。
じんわりとした快感を感じ、たまらずテーブルに足をかけて逃げようとした。
その時バスローブから片腕を抜くのに成功し床に転げ落ちた。
絨毯の上で乳首に吸い付き彼女を抑え込む。乳首を舌でかわいがる。
乳首への愛撫を中止させるため全身で抵抗する。
女の神経が乳房に集中している時、男はバスローブの最後の腕を引き抜くタイミングを
見計らっていた。そして力任せに裸に剥いた。当然全裸だ。
「やった〜、恵子さんすっごい綺麗。見事なヌードだ。その豊満な尻が僕は好きだな。」
「ああ、止めて下さい。乱暴はしないで、許して下さい。嫌です。絶対に嫌です。」
「僕は君が嫌がる事はしないよ。あまりに白々しい嘘をつくからついカッとなっちゃたんだ。
正直に言うんだ。田中さんは駄目なんだろう?」
「そっ、それは・・・・・・・・・・・・、やっぱり言えない。」
「やっぱりそうなんだ。ひとつひとつの君の反応の手応えがありすぎるのでそうだと思っていたよ。」
全裸の彼女をソファーの奥に座らせ隣に座った。
「じゃ、いつも通りの僕の楽しみをお願いするね」萎えたペニスをしごきながら頼んだ。
下半身に湧き上がる気持ち良さを味わいながらゆっくりとシャツを脱ぎ全裸になった。
征服欲を満たし至福の喜びを感じながらグラスに手を伸ばす。
恵子にとってはいつもと同じ口淫奉仕のはずだった。だがそれは違った。
深夜の自宅に二人っきりの男女。長い間のレスで淫液をも男に見られている。
いつもは二人とも着衣のままジッパーを下して楽しんでいたのに今日は二人とも全裸だ。
男の弱点を舌先でピンポイントに責めているはずなのに自分の情感も高ぶっていくのだ。
そんなはずはないと言い聞かせながら巧みな舌使いで男を責める。
だが彼女は忘れている。フェラチオ自体もともと性交への前戯であり男の挿入の手助けだ。
いつもの状況は性交とはほど遠い環境だった為に抵抗なくおこなっていたのだ。
男の手が乳首へと伸びた。さっきのバスローブの胸元からの愛撫と同じはずなのに
全裸で受ける愛撫の方が数倍感じる。「ああ〜」思わずくぐもった甘い声が出てしまう。