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二人の外道
【鬼畜 官能小説】

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A:5-2

 ごく短時間で活力を取り戻したAのペニスが、今度は血まみれの亜里沙の性器に挿入された。
「ひっ、あああっ!」
 厳重に戒められた身体は自由が利かず、Aの乱雑な腰の動きに合わせて縄が肌に食い込む。皮膚がその蹂躙に耐えきれずに、破れて何度目かの流血を生み出した。
「痛いぃぃぃ」
 何度同じセリフを吐いたのだろうか? 吐いたからといって痛みが治まるわけではないのに。きっと、これからも私はこうやってボロボロにされ続けるんだろう……。そう、亜里沙が己の暗い未来を思い描いた時だった。
「あー、気持ちいいような、飽きてきちゃったような。いや、完全に飽きたな」
 Aは突然腰の動きを止めると、脱ぎかけのズボンのポケットから折り畳みナイフを取り出した。それを、ごく自然な動きで刃を展開させると、亜里沙の首元に、ゆっくりと見せつけるように這わせた。
「え?」
 亜里沙の目が驚きに見開かれる。
「そろそろ逝ってもらおうと思ってね」
 Aがにやりと笑った。
「や、やだぁっ!」
 凶器だと脳が理解したとたん、反射的に首が刃物から遠ざかろうと筋肉を動かしたが、身体全体の自由がほぼ奪われている中では、ほんの数センチ動かしただけで精いっぱいだった。その様をAは声を建てずに笑い、再び刃物を亜里沙の首に当てるのだった。
「おいメス犬、生きたいか?」
 抑揚をのない声でAが質問を投げかける。
「あああああ、生きたいっ、生きたいっ! 死ぬのやだあああッ!」
「じゃあしっかりこのユルまん締めろ、いいな?」
「はいっ、しっかり締めますッ! ごめんなさいごめんなさいっ」
「できるなら最初からやれよ、クソ犬」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ」
 ナイフをポケットにしまうと、Aは再び腰の動きを再開させた。
「あうっ、あ、はぁうッあ」
 Aの手が、亜里沙の二つの双球にある血だまりに伸びる。人差指と親指で頂点の残骸を強引につまむと、ねじる様にして引っ張った。
「ああああああッ! いだああッ、いだいッいだいでずッ」
 なりを潜めていた痛覚が息を吹き返し、彼女の神経を走り回る。嬌声に代わって絶叫が表舞台に飛び出した。
「おおっ、締まりがちょっとよくなったな」
 彼は満足げだったが、力を緩めるどころかさらに力を入れてねじり上げ、亜里沙に絶叫を強いるのだった。
「いだあああああああッ、があああああああ、やああああああああッ!」
「そろそろイクぞ! まんこ締めろ締めろっ!」
「うううああああッ!」
「っ……ん!」
 腰が射精時特有の動きで小刻みに跳ねると、亜里沙に激痛に混じって僅かな温かみが伝わってきた。それは、彼女に苦痛の時間を終わらせる合図でもあった。
しかし、今回は、今回だけはそれだけでは終わらなかった。
「じゃ、もう飽きたからいーや。グッバーイ、来世によろしくー」
 未だに激痛の波から抜け出せずに震えてすすり泣いている亜里沙の首に、細い何かが巻かれた。
「ぇぐっ……かはッ」
 声を出せなかった。急速にかすむ視界に、無表情で何かを力いっぱい引っ張るAの姿が浮かんでいた……。


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