《魔法のりんご》-2
叔父さんと達也さんが驚いた顔をしながら陽子さんに声を掛けました。
「ちょっと横になりなよ。」
「う、ン…ちょっと…ごめん…ね…」
陽子ちゃんは二人に脇を抱え上げながら、フラフラと隣部屋に歩いて行ったのです。
「陽子、ちょっと待ってなよ…」
叔父さんは押入れから取り出したマットレスを素早く敷いて、ワンピースのままの陽子ちゃんを横たえると、タオルケットを掛けてあげていました。
隣部屋のドアを閉めて戻って来た叔父さん。
「陽子さん…、飲み過ぎ?大丈夫ですか??」
「飲み過ぎ?そうじゃないよ。なッ、達也!(笑)」
「ですね!第二部シンデレラ姫ってとこですか(笑)」
叔父さんはまた隣部屋に入り、5分程してから出てきました。
指でOKサインしながら…。
「達也、それから…陽斗君、お待たせでした!」
「達也の《魔法のリンゴ》、いつも完璧。凄いね!」
「陽子さん欲しさで毎回必死ですから(笑)」
奥から聞こえるひそひそ話。
(「いつも」?「毎回」?この二人、そんなに陽子ちゃんを…)
(陽子さん欲しいって言われて叔父さん平気なんだ)
「さぁ、こっち、こっち。」
叔父さんが僕を隣部屋に招きました。
達也さんはいつの間にかボクサーパンツ姿。マジで筋肉ムキムキ。さすがGYMインストラクター。
促されるまま薄明かりの部屋に入ると…。
(うッゎぁぁ…!!)
喉から心臓が飛び出しそうになりました。
叔父さんが昨日話してくれたことと《魔法のリンゴ》の意味が今完全に理解できたのです。
そこには、ワンピースを剥がされ、ブラジャーとパンティーだけの陽子ちゃんの卑猥な姿が…。
仰向けに寝かされていて、両手足そして表情までも何となく脱力した感じです。
「大丈夫。もう朝まで起きないよ、絶対にね!」
「いつもは2人だけ。でも、今夜は3人で楽しもう!」
非日常的な光景。
(でも、やっぱり起きてしまったら…)
緊張感で一杯になり、多分勃たないだろうと自分自身思っていたのですが、そんな不安とは裏腹にアソコは期待感でしっかりと固くなっていたのです。
僕も20歳で成人ですけど、足を踏み入れてはイケない大人の聖域(性域?)に入ったような、はたまた、マル秘クラブのVIP会員になったような気分でした。