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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第20話『田舎でオナろう!』-3

 やがて集落が現れる。 すっかり日も暮れ、そこここから食事時の美味しそうな薫りが滲む。 集落入口で何度か深呼吸し、『A子』は1軒目の玄関を叩いた。 ガラガラ……現れたのは五十路を過ぎた女性である。

『……どなたですか?』

『あ、あのっ、大変夜分遅くに失礼します。 あたしは街から来たものです。 あのっ、あたしは……あたし……』

 いきなり『オナニー見てください』なんていえば、100%キチガイ扱いが関の山だ。 

『えっと……あたしは、へ、変態なんです。 誰かが見ててくれないと興奮できない、露出狂です。 そ、それも……一度オナニーした人はダメなんです。 あ、新しい、初めての人に見て貰えたら、すっごくいい気持ちになれるんですが……あの、あたしに協力してくれませんか』

 伸ばした髪が地面につくほど、深々と『A子』が頭をさげた。 村の女性は口をあんぐり開き、まじまじと『A子』をみつめる。 一見したところ、『A子』は清楚でゆかし気な30代だ。 とうてい変態、変質者の類には見えない。

『……協力って、なにすればいいのさ』

『あたしのオナ、オ、オナニーを見ていただくわけにはいきませんでしょうか?』

『なんだって? もう一回聞かせとくれ』

『で、ですからあたしのオナニーを――あたしは気持ち良くなりたい変態なんです。 どうか、人助けと思って、あたしのオナニー見て下さい』

『……』

『か、構いませんか? もしよければ、いますぐここでオナニーします。 ちゃんとあたしの恥ずかしいオナニー、ご覧になっていただけるなら、なんでもします。 ですからどうか――』

『いい加減にせんかい、この戯けがッ』

 それまで訝し気ではあるが静かに聞いていた女性が大声で怒鳴る。 

『黙って聞いてりゃつけあがって……うちらが田舎モンと思ってバカにしとる。 そげに汚いもんなんぞ見たくないに、どこの小娘が股座かっぽじって広げるっちゅう……いい加減にしんさい』

 ドンッ。 女性は下着を脱ぎかけた『A子』の肩を突き飛ばした。

『あうっ……』 

 下半身に手を伸ばしたまま、畦に倒れ込む『A子』。 女性は軽蔑しきった一瞥を残し、

『帰れ帰れ、今すぐ去ねっ』

 ピシャリ。 激しい音と共に引戸が閉まる。 門燈がほんのり照らす玄関に静寂が訪れ、脚をさする『A子』のみが、パンツを半分ずらしたままで取り残された。 しばし畦に蹲るも、やがて下着を穿き直し、土を掃って起きあがる。 1人目で交渉が成立できるとは思っていなかっただろうけれど、いざ恥を忍んでお願いし、その上で断られたわけだ。 元々憂いを帯びた『A子』の横顔は、直視するのがはばかられるほどにしょげていた。 ただし、『A子』はいつまでもしょげているわけにはいかない。 1人目がダメなら、次。 次がダメならそのまた次。 自分の『オナニー』を見てくれる相手が見つかるまでは、番組が解放してくれない。

 『A子』が向かった先は、断られた家のおむかいだった。 チャイムを鳴らし、現れた住民に『どうかオナニーするところを見てください』と情けない懇願を繰り返す。 結果は同じで、何とか強引に玄関へ上がろうとしたものの、乱暴に頬を張られてドアが閉まる。 『A子』はもう一度チャイムを鳴らしたが、住民が現れることはなかった トボトボと隣の家にゆき、また同じ光景が繰り返される。 『あたしにオナニーさせてください……』『失せろ変態!』『どうかあたしにオナニーを……』『気持ち悪い!』『どうかあたしに……』『出ていけっ!』『オナニーを……』『死ね!』 繰り返される罵声を浴びて、『A子』の瞳は涙で真っ赤に充血していた。 

 集落を順番に尋ね、悉く断られた『A子』。 時刻は9時を回っていた。 しばらく真っ暗な農道を進み、村はずれの一軒家を訪れる。 ピンポーン、鳴らしたチャイムに応じて出てきたのは、『A子』と同年代、もしくはやや若い身なりの男性。

『ど、どうしたんですか、こんな遅くに……うちに何か御用で?』

 みるからに穏やかで、柔らかく丁寧な物腰だった。

『……ゴクリ』

 『A子』が唾を飲む。 唾液腺の活性化は、よく知られているように緊張が左右する。 『A子』は緊張で口の中がカサカサだった。 時間的にも厳しい現在、この男性に断られてしまえば、番組の主旨に応えられなくなる。 『A子』は先ほどまでの憂いなどどこへやら、とびっきりの笑顔を作った。

『夜おそくにスイマセンッ! 単刀直入にいいます! 今からここでオナニーするので、あたしのオナニー見てください!』

『……へ?』

 ポカンとする男性。 今まで理屈っぽく説明してダメだった経験を踏まえた『A子』の依頼は、非常にシンプル。 男性からすれば聞き間違いようがない。 

『詳しくはいえないんですけどっ、オナニーを貴方に見て貰えなかったら、あたしはお終いなんです。 どうか人助けだと思って、そこで見ているだけ、他は何もしなくて結構ですから、ここでオナニーさせてください!』

『え、ええっと……ええ……?』

二の句が継げずにいるところを、

『本当ですか!? ありがとうございますっ、早速ここでオナニーさせていただきます!』

一気呵成に、返事も聞かず一方的に御礼をいうと、『A子』は即座に下着を脱いで畳みかけた。 

『は、はあ……』

 展開についてゆけずに佇む大人しい男性。 下着を脱いだ『A子』がM字に足を拡げてオマンコを見せた時は流石に目を背けたが、床から見上げる『A子』が、重ねて『どうかオナニーを見てください! もっと近くでお願いします!』と叫ぶ。 男性はビクッと怯えてから、仕方なしに『A子』の股間へと顔を近づけた。 すかさず『A子』が掌を女の持ち物に伸ばす。 とうに女としては枯れた『A子』だが、性欲自体は女盛りだった。 


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