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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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卒業-7

タクミが出ていってしまった後、
ちづるはしばらく
台所に立ち尽くしていた。

少しだけぼんやりした後
鍋の蓋を開ける。

「、 、 、 、 
      お腹 かぁ。 」 


  タクミ君 大丈夫かな 

 ビーフストロガノフ 
  、 、 、、重いよね

 後で おかゆ作って
      届けようかな 




「 、あ 。
    飲も 」


台所からテーブルをみて呟く。

テーブルに置いてある
2つの星の王子様のマグカップ。

まだ自分が口をつけていなかった
事に気がつき、ソファーに座り
紅茶を飲み始める。

テレビをつける。

夕方の
ニュース番組がやっている。  

しばらく紅茶を飲みながら
ぼんやりとテレビを見ていた。

しかし、何か心にひっかかる。

「、 、 、 、 お腹 」 


   痛い? 


     お腹なら 

「正露丸。 かなぁ? 」



  お腹  ? 

   痛そうだったっけ 

 そんな事、一言も 


  最後も 何か
    言いたそうだった 

 言いたそう って、 ゆーか

「辛そう 、、」


  そう 辛そう だった 

      え ?

   なんで ? 


「、、、離婚の 話?」


  離婚の話 してからだ

      たぶん  


    でも 私 ちゃんと 

  話せた よね?

    

 皆から 色々

  アドバイスも もらったし





ちづるは、
職場の人達と行った
飲み会を思い出す。   


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