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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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プレゼント1-3


知可子は、
店員とやりとりしているタクミの
右斜め後ろで
タクミの横顔を見つめる。

店員とのやりとりを終えると
タクミが振り向いて知可子に言う。

「ありがとうございました、 」

「 ぇっ?」

「ブランド。教えてくれて、、」

「んーんー、、、。
 でも、ふふっ いいのー?」

「 ?」

「そーんな高いの買っちゃって。
    後悔するんじゃない? 」

知可子がいたずらっぽく笑う。
タクミが言う。

「しないっすよー。
 ぁ、 でも ちょっとは?
     しちゃうかな。 」

「ふふっ 」

「でもー、プレゼントなら
受け取ってくれると思うし。」

「 ? 」

「 ぁー、いや、、。
 一緒に、、過ごしてて
 食費ぐらいは、
  渡してるんですけど、、。」

「うん。 ? 」

「なんか、、少ない金額しか
 受け取ってくれないから、、。」

「、、。そっ かぁ。
 んーー、、
  でも、それは、まぁ、、、」

「まーぁ、そう、、っすよねー。
 高校生からじゃあ、ねぇ、、。」

「 ぁー、、、。 、、うん。」

「、、だから、、
 プレゼントなら。
 金額分からないかなー と。」

「、、、。
  後から調べるんじゃない?」

「ははっ 確かに。
  でも、受け取ってくれれば
   それでいっかなー と。 」


「 ふふ 、、 そっか。」



2人がそんな話をしていると、
店員が「お待たせ致しました。」
と、タクミに声をかけてきた。

タクミの選んだ
ピンクゴールドのブレスレットは
ダイヤが5つ、均一に並んでいて
真ん中のダイヤにブルーのダイヤが
入っているものだった。

ブレスレットは
真っ白の正方形の箱に
綺麗におさまっている。

「こちらでよろしいでしょうか?」
と店員が聞き、タクミが「はい。」
と答えると蓋を被せ、
ブルーとゴールドのリボンで
ラッピングされた。


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