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【学園物 官能小説】

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イケナイ課外授業-5

……見られてた?


怒りで熱くなっていた身体が一気に冷え込んで行くのがわかる。


粟立つ身体、力が抜けて行く脚。辛うじて見えた先には芦屋の不敵な笑みがあった。


その不敵な笑みは、今まで見たことのない不気味なもので、これがあの厳格な芦屋の顔なのかと思うと、飛坂の戦意は一気に喪失させられた。


「心配するな、だからと言って俺はお前らを罰するつもりもない。ま、俺達もこうして人に言えないことをしてるわけだからな」


「…………」


「ただ、教師という立場上、セックスがどんなものか教える必要がある、そう思ったんだ。間違った知識を持ったままだと、本当に気持ちよくなれないだろうしな。……それに、飛坂。本当はお前はもう一度この身体を味わいたかった、だから最近上の空だったんだろう」


ギクリ、と身体が強張った。


視線の先には芦屋のニヤケ顔と、泣きそうな顔をしていた友美のほんの少し驚いた顔。


心の内を見透かされた飛坂は、咄嗟の反論すらできなかった。


ジワジワ身体が汗ばんでくる。


そうだ、オレはあの日から何度も相馬とのセックスが頭から離れずに、それを思い出しては自慰行為に耽っていた。


もう一度あの身体を抱きたい。


華奢な身体を組み敷いて思いのままに快楽に溺れたい。


そう思っていた友美の裸が目の前にある。それも、とても淫らな姿で。


芦屋は振り払われた手を今度こそ飛坂の肩に置いて、そっと耳打ちした。


「……相馬は、嫌がって泣いてるんじゃない。むしろいじめてくれないからそれが辛くて泣いてるんだ」


「う……」


「飛坂、教えてやるよ。どうすれば相馬は一番悦ぶか。こんなセックスもあるんだって。さっき言った保体のことだよ。……まあ、課外授業の一環だ」


耳打ちされると、身体の奥が痺れてくるのがわかる。


下半身がさらに熱くなってくる。


自分を明るいだけが取り柄の人間だと思っていた。


しかし。


次に顔を上げた時の飛坂には、明らかに裏の顔がはっきり現れていた。



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