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【学園物 官能小説】

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イケナイ課外授業-4

「ほら、飛坂。寒いから早く入れ」


「で、も……」


「ああ、相馬のことか? お前を元気付けようと思って俺が呼んだんだ」


「…………」


友美と飛坂は、ほぼ同時に芦屋の顔を見つめた。


視線の先の彼は、動揺なんて微塵もなくて、つまりこれは彼が仕組んだシチュエーションだということが二人に伝わる。


しかし、飛坂にしてみれば、二人がこんな事をしている間柄と知らなかったわけで、この体育教官室で好きな女の子が恥ずかしい格好で縛られ、しかも剃毛までされてしまった秘所をあらわにさせられ姿を見れば、芦屋が強引に友美を犯していると思うのは当然だった。


しかも、彼女の瞳は真っ赤になっていて、涙を流した跡がある。


飛坂は、怒りで拳を震わせていた。


「……ふ、ざけんな……」


飛坂の震える唇から、小さな声が出る。


「飛坂?」


芦屋が飛坂の肩をポンと叩こうと、その手を伸ばしたが、飛坂はそれを勢いよくはたき落とすと、キッと鋭い視線で芦屋に向き直った。


「俺を元気付けるだあ? 寝言言ってんじゃねぇよ!! あんたのしてること、許されると思ってんのか!!」


悔しくて、頬に涙が伝う。


保健室での出来事は、衝撃的ではあったが、元より好意を寄せていた友美。


あれから頭の中は友美の事ばかりで、こんな状態が続くのなら告白しようと思っていた。


身体の関係になるのなら、ちゃんと段階を踏むこと、それが友美に対する誠意だと思っていた。


なのに、目の前の芦屋はいとも簡単友美を辱めていた。


許せない。絶対に許さない。


しかし。


「だったら、保健室でセックスするのは許されるってのか?」


芦屋が愉快そうにクク、と笑った。


飛びかかろうとしていた飛坂の動きがピタリと止まる。


「俺は、お前と相馬が保健室でしてたこと、知ってるんだぞ」


芦屋の言葉にサッと顔色を変える飛坂が、滑稽に見えてたまらなかった。





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