〈姉妹姦獄〉-9
『あ〜あ、フワフワなマン毛がビチャビチャだあ……』
チョロチョロと弱々しい放尿を繰り返す幼器に生えた体毛……お兄ちゃんは歯を食い縛って喘ぎを堪える愛をチラリと見ると、汚液に濡れた妹の体毛を摘まんだ……その目は、その口元は加虐の欲望を隠しもせず、醜悪な歪みを見せて愛を再び見遣る……。
『こんな汚い毛はプリン姫には似合わないよね?お兄ちゃんが剃ってあげるよ……スベスベな赤ちゃんマンコにしてあげる……』
「ッ!!??」
数日前と、そして数時間前に味あわされた屈辱と恥辱……体毛を、しかも股間に生えた“毛”を剃りあげられるという精神的なダメージは、思春期という多感な時期の少女に、計り知れない痛みを与えた……。
「あ…亜季の…か、身体はお兄ちゃんの物だよ…?お兄ちゃんの好きにして欲しいの……」
(い…やだ…ッ…嫌だよ!亜季まで…あ、亜季までッ!)
亜季の視界を塞ぐテープの隙間から、一筋の涙がつたい落ちた……宝物のように思っていたプリン姫を淫乱なキャラクターに仕立てられていく悔しさは、身体を汚されていく苦痛とはまた別種のものだからだ……それは、根本みゆきを愚弄された愛にも、痛いほど理解出来るものであった……。
(やめ…ろよぉッ!あ、亜季に…ッ!亜季にぃッ!?)
逃げも隠れもしない亜季の股間に、お兄ちゃんはシェービングクリームをペタペタと塗り始めた……剃刀が触れた冷たさに亜季は顔を背け、ジョリジョリという体毛の断末魔を震えながら聞いている……叫ぶ事すら叶わぬ愛もまた、怒りに身震いしながらも沈黙を守るしかない……。
『お兄ちゃんはスッゴく丁寧にマン毛を剃ってくれてるねえ?優しいお兄ちゃんに出会えて、亜季ちゃん嬉しいよねえ?』
「ひ…んうッ!あ、亜季嬉しい…ッ…お兄ちゃんに…で、出会えて……ッ」
引っ詰め髪の男の放った小馬鹿にした台詞に応えると、テープから溢れた涙の雫は顎に集まり、ポタリと衣服に落ちて滲みた。
一粒……また一粒……黄色い素地に作られていく濃色の部分の拡大は止まず、それと同時に亜季の股間に塗られた真っ白な泡も、剃刀によって撫で取られて消えていく……やがて綺麗に全面を撫であげられた後には、一切の体毛の無い幼児さながらの股間が、愛の視界に映し出された……。
『ンクククッ…やっと僕の理想の妹になったな……クククッ!プクククク!』
幼児に退行させられた股間を撫でながら、お兄ちゃんは無気味な笑い声を響かせた。
……本来ならば、監禁して早々に剃毛するはずだった。
幼い容姿を更に幼くさせる剃毛という行為は、これまで拉致・監禁してきた少女達にも施されていた。
それには、これまでの生活環境や習慣や交友関係を断ち切り、ペットとしてしか生かさないという《命令》を含んでいた。
1人の人間ではなく1匹の牝としてしか見なさず、名字を剥奪し、名前だけしか持たない美しくて可愛らしい愛玩動物という価値を、強制的に付与するという意味だ。
もはや眼下に座っている少女は、ジュニアアイドルの前園亜季ではない。
亜季という名前だけを持つ、妹として扱われる愛玩動物だ。
その《証》を姉の目の前で貼り付けてやったのだという歓びは鬼畜特有のものであり、その昂揚は姉妹を拉致したからこそ味わえる禁忌の甘露だ。