〈姉妹姦獄〉-19
『ヒッヒヒヒ……亜季ちゃんのアナルの中は、おチンチンミルクで一杯だ……ヒャッヒャッヒャア!』
勝ち誇ったような笑い声を聞いても、もう愛の心には激情は生まれなかった。
自分がされたコトが亜季にも降りかかった……その程度の認識だった。
(熱…いぃッ!?)
肛門内部に突如として生まれたジリジリと焼けつく痛みは、脳髄まで痺れさせる快感へと置換される……視界は真っ白になって色彩を失い、それと時を同じくして意識までも喪失した……。
『へへへへ……姉妹で〈見せ会いっこ〉すんのも久しぶりだなあ?最初の……なんだっけ、あの姉妹の名前?』
御主人様は愛をやっと《姦した》という満足感に浸っていた。
妹の亜季は、どうやっても取り返せない存在にまで堕ちたのだと思い知らせてやったし、自身の肉体の悍ましさも知らしめてやれた。
もう愛は夢も希望も抱くまい。
有るのは性行為による快感と、醜くも消耗していく肉体のみ。
しかし、例え従順な愛玩動物として完成したとしても、あと一年……いや、半年も持たないうちに飽きられ、他の変態オヤジのペットとして利用されるだけだろう。
『……やっぱり《姉妹》だよ。飼育するなら姉妹が一番楽しいよね……血の繋がった美少女って、それだけでも勃起しちゃうよ……ククククッ!』
お兄ちゃんは絶頂に果てた愛を抱き起こすと、御主人様に構わずに唇を重ねた。
カチカチに固まった乳首を摘まみ、今回もまた欲求が満たされなかった幼器をまさぐる……まるで“自分のペット”のように……。
『……僕に〈コレ〉を貸してくれない?亜季ちゃんの前で、もっと虐めてやりたくなったからさあ?』
『お…おう……それは別に構わんぜ…?』
部屋を出ていく長髪男の後に続いて、亜季も愛も部下達が抱えて連れ出していく。
運び出されていく愛を見て、言い様のない不安と寂しさを首謀者は感じたが、前言撤回を言い出せるような雰囲気ではなかった。
やがて、最後に引っ詰め髪の男が部屋を出ようとした時、ゆっくりと振り返って一人残された首謀者を見た。
『…………ウフフフッ』
《完》