〈姉妹姦獄〉-14
「ぷおうッ!?お"…うんッ!?んんんんッ!」
「ッ………!!??」
待ちに待った股間への侵入……分泌液に浸され続けてプヨプヨにふやけた肉壁は、満足するには細過ぎる指にしがみつくように絡み、関節が曲がらぬほどに締め上げていた……御主人様の指は奥を目指し、そして諦めたように引き抜かれ……もう愛は「嫌だ」と媚びて甘えた声を発した……。
『見てるかよ、亜季ぃ……嫌がりもしねえでオマンコ弄くり回されてるぜ、オマエのお姉ちゃんはよぉ』
『強くて格好いいって思ってたお姉ちゃんでも、あんなに可愛く甘えちゃうんだねえ?ほら、気持ち良いって顔してる……ほらほら、「オマンコ弄られて感じちゃうよぉ」って……ププププッ!』
「ヒック…違う…ッ…ヒック……お姉ちゃんは……ッ」
『そうそう、お姉ちゃんは人とは“違う”ねえ。恥ずかしいくらいのマゾの変態で、あの縄で縛るのだってお姉ちゃんからのリクエストなんだよ?』
亜季は愛の姿を視認した瞬間、あんな恥ずかしい姿を姉に見られていたんだ……と、ショックを受けていた。
だが、その気持ちは今は消え失せていた。
『オイ、妹のセックスシーンを見ながら自分もセックスしたいってリクエスト、しっかり叶えてやったぜ?このマゾガキが……』
「うぐッ…ぷう!」
愛は突き放すように前のめりに押し倒され、エアマットの上に俯せにされた。
背中で固縛されている掌は堅く握られてはいたが、それが何らかの意思の下でのものとは亜季には思えなかった。
何故なら愛は膝を立てたまま突っ伏した格好で、まるで身体をオヤジに擲っているようにしか見えなかったからだ。
『イヒヒッ…妹のオマエにお姉ちゃんの感じまくる顔ってヤツを見せてやる……』
倒れかけた下半身を抱えられても、愛は為すがままになっている……。
屈辱に塗れた妹と対面しても股間を隠す素振りもなく、憎き男達にすら姉は全く歯向かおうともしない……妹の眼前で性行為を強いられると分かっていても従うだけの姉に、亜季は気づかぬうちに失望を抱いていたのだ……。
「ヒック……ヒック…ッ」
泣きじゃくる亜季の眼下から、愛の頭部が持ち上げられた……白いジャージを着た若い男に左右から緊縛縄を掴まれ、そしてスカートを捲られて曝された白い尻は、あの乱暴なオヤジに抱えられている……。
「あ…あ…ッ…ヒック…お姉ちゃん…ッ」
オヤジの腰はモゾモゾと動き、それは挿入の位置を探っているのだと亜季は分かっていた。
「嫌だ」……どんな状況下にあっても血を分けた姉の乱れた姿は見たくもなかったし、ましてや人間としての理性すら失っている鬼畜オヤジに弄ばれる姿など、絶対に見たくはなかった。
それは姉妹の共通した想いなのだが、それは同時に姉妹の共通した責め苦でもある。