抱かれる莉緒-2
莉緒は杉原の玉を撫でながら頭を前後に動かし口全体で肉棒を愛撫する。敏夫に教え込まれたフェラ、莉緒の口の中は溜め込んだ唾液に上質のオナホールとなっていた。
雄の匂いが頭にトロンと広がるフェラチオが莉緒は好きだった。今では敏夫に言われずとも、積極的に咥えにいく。
なのに、いま咥えてる男根は。
くさい、おしっこくさいよ
杉原の性器は敏夫のに比べるとふた回りほど小さく、味は小便くさかった。あの濃厚な精液の匂いは敏夫独特のもので男の人全員があの莉緒の雌を蕩けさせる匂いを出すわけではないんだと莉緒は驚く。
これまだ半勃ちなのかな、えいっ!
じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ
「莉緒ちゃん、まって、まって!」
どぴゅっ
杉原の精液が、莉緒の口に吐き出された。
おえっ、莉緒は悪臭にたまらず精子を吐き出しティッシュに垂らす。
「あー、くっそぉ。莉緒ちゃんめっちゃ旨い。前の彼氏に教えられたんだー、悔しいなー!」
ベッドに大の字に転がる杉原に、莉緒はスカートをたくし上げ跨った。
くちゃっ
「り、莉緒ちゃん」
「先輩、まだ勃ちます?」
くゆっ、くちゅ
莉緒は杉原の性器と自分の性器をすり合わせる。要は素股である。性器をつかったフェラチオに杉原の性器はー
「あれー?」
「ご、ごめん莉緒ちゃん。さっきのフェラ気持ち良すぎて」
莉緒は制服を着直し玄関をでる。
「り、莉緒ちゃん。今度いつにする?」
慌てて家から出てきた杉原を見る莉緒の目は、恐ろしく冷たかった。こんなの雄じゃない。ただの子供だ。
「ごめん先輩、あんまりドキドキしなくて、好きになれそうにない」
杉原は怒るわけでもなく、落ち込んだ様子で玄関にかたまっていた。元々長く付き合えるとは思ってなかったのだろう。ヤレただけ儲けものだとでも思っているのかもしれない。
莉緒は杉原の家を出ると早足でボロアパートを目指した。
はやくほしぃ、敏夫さんの、おちんぽ
おっきくて太くて固くて、奥ぐりぐりしてくる大人ちんぽ
下着の奥から蜜が垂れ、太ももを伝っていった。
わたし、あぁ、えっち、街中でスカートからやらしい汁垂らして、セックスしたくて走ってる
ハメられたくた走ってる、はぁ
「あー、くっそー、ふられたー。でも一回ハメれたしいいや。それにしても莉緒ちゃん。めっちゃえっちだったなぁ」
杉原は上機嫌で使用済みのゴムを眺め、莉緒の膣に触れていた部分をペロリと舐める。
短いスカートで座り映画を見る莉緒、キスをする莉緒、胸を舐められる莉緒、正常位でヤられる莉緒、服を脱ぐ莉緒、裸でくるりと回る莉緒、フェラをする莉緒、行為が終わり服を着直す莉緒
そのどれもが
「おっしばっちし、ハメ撮り盗撮ビデオ完成ー!」
杉原の部屋に隠されたカメラに撮られていた。
「口止めようなんだけど、今回は必要無いな。でも、へへっ、観賞用にとっとこ。何回でも抜けるぜこれ。あー、また莉緒ちゃんとヤレ無いかなー。これ見せたらいけっかなー」
いままでハメ撮りをネタに脅して交際を継続させたことはあったが、莉緒はどうも構わず通報しそうだった。あの感じはかなり大人だ。杉原なんて眼中に無いという顔だった。
プルルルル、プルルルル
電話が鳴った。その相手を見て杉原の顔が凍りついた。
「おい!貸した金いつ返すんだよ?」
杉原のさらに先輩にあたる金山からの着信音だった。どうしてもデート代が欲しくていつだったか借りた五万円、返すあてはまだなかった。
「もうまたねぇぞ」
ドスのきいた声。金山は高校を中退し暴走族に入った札付きの悪だった。このままではリンチされる。怯えた杉原は、ふと手元のビデオを見た。
「あの、先輩」
「あぁん?」
「可愛い子のハメ撮りで、代わりになりませんか?」
「ほぉ」
たすかった。女の子の顔次第でハメ撮りをかわりにしていいと金山はいった。杉原はベッドに寝転び安堵する。莉緒ほどのルックスならまず文句は言われまい。
でも金山は、ハメ撮りを観るだけで満足するのだろうか。
「あー、莉緒ちゃん。大丈夫かなぁ」
前に金山が仕切る暴走族が女を輪姦したという噂があった。杉原らすこし約束をしたことを後悔しつつ莉緒の顔を思い浮かべた。
「ま、いいや。関係無いし」
杉原はそれきり罪悪感を感じず、金山に犯される莉緒を妄想してオナニーを始めた。