耳元の誘惑-3
それは芦屋も驚く程の濡れ具合であった。
決してシェービングジェルではない。熱い彼女の体液だ。
指をそっとそこから抜くと、透明の糸がツゥ、と伝う。
剥き出しになったヴァギナからは、小陰唇と呼ばれる色素の濃い肉片がヒクつく淫裂からこっそり顔を出していて、そこを摘みあげると友美はさらに悲鳴をあげた。
「相馬、すごいな。大洪水だ……」
「いやっ、いやあっ……」
「剃刀で剃られて、すっかり感じてしまったみたいだな。ほら、見てみろよ。すっかり綺麗になったぞ」
「やだあっ……」
友美の細い顎を掴んで、無理矢理自分の股間に視線を向けさせる。
彼女は抵抗を見せたが、それもすぐさま黙り込んで呆然と自分の局部を見つめていた。
丁寧に剃り上げられたそこは、想像と遥かに違っていた。
てっきり幼児の頃のそれと同じになると思っていたのに、眼前にあったのは色素沈着して、褐色に近い色をした皮膚。
そしてクレバスから覗く、鶏の肉垂のような小陰唇。
もはや可愛らしいと言えない形に、友美はショックを受けていた。
「見ろ、このイヤラシイ形」
「いやっ!!」
そう言って大陰唇を割り開いた芦屋は、嬉々として友美の顔を見た。
「ビラビラがこんなに大きくなって……。クリも大きめだし、相当一人遊びに励んできたんじゃないか?」
「…………やだぁ」
言い逃れ出来なくなった友美は、涙を零しながら静かに首を振る。
淫らな女だとわかっていても、まだ年端もいかない少女。
これ以上追い詰めるのは可哀想になってきた芦屋は、優しく友美にキスをした。
「んっ、くぅ」
「何をイヤがる? イヤラシイ形をしてるなんて最高じゃないか」
「え……?」
「お前があまりに淫らだから、俺はこんなに興奮してるんだぞ」
そう言って、芦屋は自分の隆々といきり立ったペニスを友美に見せつけた。
その服の張りを見ただけで、ゴクリと喉が鳴る。
芦屋の不敵に笑うその表情すら、ひどく扇情的に見えて、彼を見上げる友美の目つきは、トロンと恍惚の色が浮かんでいた。