投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

美紀子
【熟女/人妻 官能小説】

美紀子の最初へ 美紀子 41 美紀子 43 美紀子の最後へ

怒り-2

「おっ、良い声で啼いたぜ。
 なぁ、奥さん!遠慮しなくていいんだぜ。誰にも気兼ねせずに啼きたいだけ啼いていいんだよ」
 剛の声は誇らしい自信にみちていた。
(あ、あと、……六分……六分の我慢よ。……ああ、だめ……やっぱりだめぇ……)
 しかし、自制する力が切れ、この瞬間、美紀子は敗れた。
 つらそうに眉をしわめ、のけぞらせた首をやるせなくゆらめかせたと同時に、膝がしらも精根尽きたようにガクガクとたわみ、全身がブルブルと慄えている。
 半開きの唇から喘ぐ声が漏れてきた。
「あっ、あうう、いいいぃ……」
 声を出すまいと下唇を噛み、快感にあらがうかのように頭を振る姿は、悲愴に見える。
「……五分五十秒」
 その時だった。剛がバイブの動きを止めたのだ。
「あっ、……何ぃ?……やめないでぇっ」
 その瞬間、思わず美紀子が恥ずかしく大声で訴えたのだ。そして、腰がバイブを探し求めるかのように前後左右に動き廻る淫猥な影が映っている。
「もっと腰を落とせ!……足をふんばれ」
「ああ、いや、……いやいや……」
 剛の命令には従いたくない気持ちがまだ残っている。
「……五分三十秒」
しかし、剛は数回動かしては止めるという、呼び水のような動作を繰り返し始めた。
「ひ、ひどい……もっと、ねぇ、もう……」
 一本のバイブの刺激を求めて、足の指がもどかしそうにうごめいている。
「こう?これで……お、おねがい。ねぇ……もっと……」
「……五分十秒」
「あっ、いやぁ。ねっ!……は、早く……」
 ボブが五分を告げると同時に、剛はスカートのフックを外した。スルッと、スカートは剛の手に絡みつくように落ちた。臍で止まっていたブラジャーも滑って落ちていった。
 服の上からはあまり目立たなかったが、年相応に脂肪の付いた腹が現れ、それがくねっていて、実に艶めかしかった。
 剛は素早くバイブを引き抜き、立ち上がった。スカートを足下に落とし、美紀子の両膝を掬い上げた。そして腰に両手を回し、秘唇に手をかけた。両足首は革ベルトで肩幅に拡げられたままなので美紀子の股間は真っ正面を向いて開かれた。
 その時、タイミングを合わせ、ケンジが背後からのライトを正面からに切り替え、美紀子の股間に当てた。
「ほい、奥様のご開帳!」
 剛が大声で叫んだ。
「いやぁ。……降ろしてぇ」
 美紀子はアイマスクをしているが、顔を横に向けて恥ずかしがる。
 美紀子の股間は吐き出した蜜でドロドロになっていた。茶褐色の秘唇を囲む陰毛はベットリとその回りに貼り付き、バイブが突き刺さっていた中心部は白く泡立ってトロトロと尻を伝って畳みに糸を引いて垂れていた。秘唇の合わせ目にある女の尖りは皮が剥け、真っ赤になって誇らしげに飛び出していた。
「……四分十秒」
「おっと、ご開帳はこれまでだ」
 美紀子の身体をソッと最初の位置に戻し、再びバイブを秘唇の中心にあてがった。
「さぁ、一気にいくぜ。覚悟はいいなっ!」
「うぐっ……やぁぁぁ……」
 湿った音と共に美紀子の体温で生暖かくなっていたバイブは、元の鞘に納まった。
「うぎゃっ……ぎゃぁぁ……」
 スイッチがオンになって、女体の股間のあらゆるポイントが同時に刺激されるように振動が開始された。今までの穏やかな刺激とは比べものにならない。とても精神力だけで太刀打ちできるようなものではなかった。
 今までの五分間の地道な下準備のおかげか、登り詰めるのに時間は要しなかった。合わせて剛の変則的な動きを伴う高速抜き差しで、美紀子の身体がウネウネとのたうち始めた。たちどころに息も途切れ途切れとなり、全身がガクガク震えている。膝がガクンガクンと揺れ、両手で吊られるように腰を落とす。深くバイブを呑み込もうとする動きだった。
 声だけでなく、もはや身体全体で逝くことを訴えていた。
「ふふふ、奥さんの負けだな。素直に逝くんだな」
「いっ、……いっ、いっ……やっ!」
「……二分二十秒」
「あっ……あわわぁ……やぁっ」
「心で抵抗しても、ほれっ……身体は逝きたがってるぜ。こんなに潮噴いてる……。
 我慢は身体によくないぜ」
「だめぇ。……もう、いっ、いっ、……逝くぅぅ……」
「……一分五十秒」
 ガクガクと不自由な身体を震わせ、激しく逝った。ギシギシと金属や革の撓む音が激しく震える沈黙の時間に風呂場に響く。
「さぁ、約束の時間にはまだだいぶある」
「あわわわ……やぁ、やめてぇっ!……逝ったぁっ、……逝ったばっかりなのぉ……」
「……一分十秒」
「へ、へんに……変になっちゃぅ……あっ、またっ……逝くぅぅ……」
「……残り四十秒」
「お願い、……お願い、もう、やめて……止めてぇ……また、逝っっ……ああああっ!」
 逝った後の余韻に浸っている間もなく、美紀子は続けざまに何度も逝かされた。
「……ゼロっ!」
「へっ、奥さんの負けだ。よくもたくさん逝ったもんだ。
 まぁ、せめてもの慰めだ。バイブを挿れたままにしておいてやるぜ。心置きなく好きなだけ逝くんだな」

 美紀子はジムのパイプから降ろされ、洗い場の畳の上に、ひとり寝かされた。両手首と両足首の自由は奪われたまま……。
 美紀子以外は、休息と次のシーンの打ち合わせのために別室へ移動した。
 湯船にお湯が流れ込む音とバイブのモーターのうなる音が聞こえる中、美紀子は言葉もなく、ときおり襲ってくる絶頂に身体をくねらせ続けていた。 
 その様子を照明のもと、無人のカメラが撮影し続けていた。



美紀子の最初へ 美紀子 41 美紀子 43 美紀子の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前