第三話・・・犯された母!?-1
6月15日・・・
6月に入って梅雨入りし、この日はジメジメした天気で、雨が降ったり止んだりしていました。私は、授業を聞きながらも、心此処にあらずといった状況で、母が本当にまたおじさんの家に行ったのだろうか?その事が気掛かりで、授業に集中出来ませんでした。
放課後、私は何時ものように地下道を通り、おじさんのアパートにちょっと近付きましたが、雨という事も関係したのか、はたまた母が来なかったのか、母の自転車は止まっては居ませんでした。私はホッとしたような、残念なような複雑な気持ちのまま家路に着きました。
「ただいま!」
私が玄関を開けて中に入るも、母の声はしませんでした。居間に顔を出すもそこにも母の姿は見当りませんでした。
(ま、まさか・・・おじさんの所に行ったの?)
私は思わず、ドキリとしながら興奮しましたが、風呂場からシャワーを流す音が聞こえ、私は母が風呂掃除しているんだろうと思い、脱衣所も兼ねた洗面所のドアを開け、母に声を掛けようとしたその時、
「ハァァ・・・あなた、ゴメンなさい!私・・・私・・・」
風呂場の中から、少し涙声をした母の父に詫びる声が聞こえて来ました。私は思わず生唾を飲み込み、洗濯前のかごを漁って見ると、この前おじさんの部屋で見た、母の黄色いパンティとブラが入って居ました。
(ま、間違い無い、お母さんおじさんの所に・・・ン!?)
私の視界に、母の新しい着替えが入ったのですが、私が普段目にした事が無い、薄い紫のパンティが混じっているのに気付きました。手に取ってみると、少し透けて居そうなパンティで、
(こんな派手なパンティ穿いているんだぁ!?)
私がパンティに目を奪われていると、母が風呂場から出て来そうな気配を感じ、私は慌てて母に声を掛け、
「た、ただいま!」
「エッ!?も、もうそんな時間?お、お帰りなさい・・・お母さん、先にお風呂入っちゃったから・・・」
少し動揺した母の声が聞こえ、私は居ても経っても居られず、カバンを自分の部屋へ置くと、おじさんの家に向かいました。幸いおじさんは家に居てくれて、上機嫌で私を部屋へと上げてくれました。
「ヘヘヘ、早速来たのか?」
「お母さん、お風呂に入ってたから、もしかしたらと思って・・・」
「フフフ、そうか風呂にねぇ・・・」
おじさんは、意味深な笑みを浮かべながらニヤニヤし、灰皿を手元に引き寄せタバコに火を付けた。私は、母が来たのが事実かどうか早く知りたくて、
「おじさん、お母さん・・・来たの?」
「薄々分かっているんだろう!?・・・来たぜ!」
おじさんがコクリと頷き、私は思わずゴクリと生唾を飲み込みました。母が来たという事は、おじさんは母を抱いた事を意味するのですから・・・
「またテープ聞きたいか?」
「う、うん」
私がコクリと頷くと、おじさんは煙を吐きながらテープのスイッチを入れました。母はすでに室内に入っているようでした。おじさんが母に話し掛け、
「奥さん、俺の部屋を尋ねたって事は、抱いて欲しいんだろう?」
「なっ!?何を?違います!息子に危害加えてないか確認に・・・」
母の声を聞き、私はそういえばと思い当たる節がありました。二人で先に夕飯を食べている時、母は何気におじさんの事を語り、あの辺には変な人が居るけど、変な事はされてないか?とか、地下道は通らない方が良いと私に助言していた事を、私は、遠回りすると10分ぐらい余計に時間が掛かるから嫌だと言った時、母が少し表情を曇らせたのを思い出しました。