揺れる保健室-9
だが、本能を押さえつけることは今の飛坂には不可能だった。
元より好意を寄せていた女の子。
キスをされ、一番大切な所を惜しげも無く晒し、誘う彼女にもはや飛坂の頭の中は何も考えられなかった。
ただひたすら、未知の世界であった女の子の身体を目の前にして、それを貪ることしかできなかった。
「んあっ……」
キスをしながら、震える手を友美の胸に伸ばす。
ブレザー越しだけど、ハッキリと膨らみが手の中に感じられると、飛坂の勢いは止まらなくなっていった。
サッ、サッ、と衣摺れの音を響かせながら友美のブレザーを、ブラウスを脱がしていく。
そしてその下に現れたブラジャーを見ると、生唾が込み上げていた。
ショーツとお揃いなのだろう、紺色のブラジャーは色白の友美の肌によく映えていた。
真面目だと思っていた友美の下着が派手であることに驚く飛坂だったが、そのギャップにたまらなく興奮している自分もいた。
「やっ……」
ブラの上からそっと胸に触れてみる。
小ぶりなそれは温かくて、鼓動が速くて。
また込み上げてくる生唾を飲み込む飛坂をジッと物欲しそうに見ている友美と目が合うと、彼女は嬉しそうに目を細めた。
すると、自然とキスをしたくなる。
誘惑に負けて悔しいのに、友美がこんな淫らな女の子と知ってひいてすらいたのに、また唇を交わした瞬間、そんな軽蔑の念すらどこかに行ってしまった飛坂は、彼女を慈しむように抱き締めながら、背中に腕を回した。
「……んん」
ホック式のブラは、少し摘むと簡単に外れる。
解放感からか、友美は小さく息を吐いた。
「綺麗だ……」
「胸、小さくて恥ずかしいんだけど……」
「オレ、これくらいの方が好き。乳首も綺麗な色してるし、ホント可愛いおっぱい」
「あんっ、気持ちいい……」
飛坂が友美の乳首を唇で挟むと、彼女の身体は大げさに反り返った。
その小ぶりの頂きは、口の中で固さを増していく。
舌で軽くそれを弾いてやると、友美は
「あんっ」
と、高い声を上げた。