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美紀子
【熟女/人妻 官能小説】

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外で-2

 イトウの指示で撮影準備が行われていった。
 武史は、イトウの命令で、器材運びや細々とした物品の運搬の手伝いをさせられていたが、それが一通り終わると、露天風呂に近づかないように、そして覗かれないようにする監視役に回された。
 もっとも、撮影現場で、巨根に嵌められ、悶え苦しみながら壊されていく美紀子の姿を目の当たりにするのは、楽しみというより苦痛であった。だから、気が紛れてよかった。
 武史は、浴槽の奥の岩場の影に陣取って、岩の上に腰掛けていた。
 さきほどのイトウの言葉を思い出した。そのすべてが気にかかった。
(かなりの男を知っている……)
(旦那は寝取られることを望んでいる……)
(それに、昼間のパートって……いったい何のことを言っていたんだろう)
(俺に挿れられたときの反応は……。俺はたくさん経験した男の一人だったなんて……。そして、あの状況で、俺の玉を潰そうとするなんて……)
 武史は、美紀子に対する気持ちが急に覚めていくのがわかった。
 洗い場が正面に見える。
 遠くから眺めていると、黒人のボブとフランス人とのハーフの剛が股間にカミソリをあてて毛を剃って撮影の準備をしているのがみえる。二人のよく通る笑い声が聞こえてきた。
 奥では、ケイコが美紀子の髪をセットしていた。

 露天風呂でのロケから始まった。
「じゃぁ、風呂の場面から」
 イトウが声を出した。
 剛とボブが裸になり、部屋の外の露天風呂に向かって歩いていく。白い身体と黒い身体が対照的だった。そして、その後ろをバスタオルを身体に巻いた美紀子が岩場の上を恐る恐る歩いていった。
 日没までにはまだ間があったが、岩を組んだ大きな湯船には、揺れている水面に大きな月がいくつも映っていた。
 今夜のために溜め込んできているのだろうか。二人とも股間の逸物がムクムクと勃起しているのが遠目にもよくわかった。
 そして、しっかりいきり立たせた股間の脈打つ逸物に先導されるように、二人は湯船に向かっていた。
 股間を洗うこともなく、全身に掛け湯をするでもなく、空を切る逸物に導かれるまま湯船に脚を入れていった。そして湯船に浸かり、洗い場の方を向いて、美紀子を待っていた。
 美紀子がバスタオルを身体に巻き付け、それを取り囲むように、ケンジとケイコ、それに幹哉が照明を受け持って歩いていた。
 美紀子がゆっくりと湯船に近づいてきた。
 湯気と外気が交互に身体にあたり、美紀子は気持ちよかった。
 小ぶりだが、垂れ気味の人妻らしい乳房がタオルに隠れ、よろよろと岩の上を歩く姿は艶めかしかった。

 テットが湯船の外で近づく美紀子を正面から撮るためにカメラを構えていた。
「さあ、タオルを取って入ってこい」
 剛の命令で、美紀子はタオルを外し、湯船を取り囲む岩の上に畳んで置いた。
 張りのある、少し垂れ気味の真っ白い胸が揺れた。股間の翳りを左手で隠していたが、左右に揺れながら歩いているので覆いきれなかった。
 湯に浸かる前から美紀子の顔はすでに赤くなっていた。
 柄杓で湯を掬い、手桶に注いだ。
 湯船を背にするように、しゃがみ、桶の湯を右手で掬い、股間を清めようとした。
「こっちを向いて洗うんだ。色っぽい目でカメラを見て……」
 剛が囁いた。
「えっ?……あっ……はい」
 ゆっくりと湯船の方に身体を向けた。
「あああ、いやっ!」
 振り向いた美紀子が声を上げた。美紀子の目の前の湯船の縁に、いつのまにか剛の顔があった。目の高さがちょうど美紀子の股間の翳りと同じだった。
 いつの間にかテットが湯船の中に入り、カメラを構えて、正面から湯気を通して美紀子の股間を狙っていた。
「さあ、どのように洗うか、……見せてみろ」
「ああっ!……はい」
 左膝を立ててしゃがんだまま、右手で桶の湯を手のひらに掬った。
「これっ!……脚を閉じるんじゃない!」
 美紀子は言われるまま、右膝を大きく拡げた。剛の目には美紀子の秘裂が飛び込んできたはずだった。
 まずは翳りにチョロッと湯をかけた。
「ほう、まずはそこからか……」
 手が肌を擦る音と湯が流れる音が交互に響く。
「へぇぇ……そこは、そんな風に洗うのか。
 おいっ、奥までよく洗えよ。白いものが出てきたら興ざめだ。
 そう!もっと奥まで指突っ込んで……。
 そうだ!しっかり掻き出せよ」
 剛に見られていることもあり、美紀子はいつもより念入りに洗ったつもりだった。しかし、手のひらや指先が陰唇の中に潜り込んではグネグネと蠢く様は、淫猥なショーそのものだった。



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