終焉-1
(由美、ごめん)
<ねぇ、あなた最近どうしたの?>
(もう、年かな〜)
還暦を前にする年齢になったマサは、最近、由美との交接時に、中折れが多くなりました。
<そんな〜、私はどうなるのよ〜>
(本当にごめん、薬でも飲まないと行けないかな〜)
<私じゃ興奮し無くなったの?>
(そういう訳では無いんだけど〜)
<折角、同居するようになって、2年よ、その間、あなたと色々体験して、まだこれからじゃ無いの〜>
(まぁ、由美、そう責めるなよ)
<だって〜>
由美は、背中を向けて、寝てしまいました。
マサは、自分でも不思議でした、あれ程、元気だった息子が、ここ3か月位、元気が無くて、気分も盛り上がらずに、中折れ状態です。
由美と2人で、色んな体験をし過ぎて、興奮度が普通の交接では得られなくなって来ていました。
逆に、由美は、前夫との長年のレスから解放され、更に、マサの手によって、女の喜びを色々と味わってしまい、性欲が人生の中で、一番強くなって居ます。
マサの要望通り、パイパンにしているせいか、自転車に乗っても、アソコガ擦れて、途中で止まってしまい、トイレに駆け込む事も・・・。
<あ〜ぁ、硬くて太いのが欲しい・・・>
そんな事まで考えるようになって来ています。50歳後半なのに、肌艶は衰えず、乳房の張りも失われていません、友人達からは、美魔女と呼ばれる事も。
<浮気しちゃおうかな〜なんて事も考えるようになっていました>
でも、いざとなると、そんな勇気も無く、悶々とした毎日を過ごしていました。
その日は、イライラも最高潮になり、悪い癖が、出てしまいました。膝上のスカートを履いて、化粧も濃い目にして、普段の自分で無い女性を演じる為に。
薄手のスカートからは、黒のTバックが、よく見ると透けて見えます。上着は、乳房の形がしっかりと解る位のピッチりとしたTシャツです。
そんな恰好でスーパーに買い物に行きました。由美の頭の中は、イヤらしい事ばかりです。形の良いキュウリやソーセージを見るだけで、思わずあそこを濡らし、じっと見つめてしまい、気が付いて顔を赤らめる事も。
そんな時に、声を掛けて来たのは、博之でした。
【すいません、ちょっと良いですか?】
由美が、振り返ると、博之の顔を怪訝そうに見ました。
<何でしょうか?>
【ずっと、あなたを見ていました、余りにもお綺麗な方なので、ついつい】
由美は、顔を赤らめてしまいました、ずっと見ていたなんて、キュウリやソーセージをじっと見ていたところも、見られていたのかな。
【けっして、怪しい物では御座いません、なんかあなたが物思いに耽ってたので】
由美は、ハッとしました。やはり見られていたなんて。恥ずかしさで直ぐに立ち去ろうと思いましたが、足が動きません。
【本当に御美しい、なんて言うか、熟女の色香が滲み出ています】
普段なら、バカじゃないと一言、告げて立ち去るのですが、先程の行動を見られてしまっていたなんて、自分が恥ずかしくて堪りません。
【お時間が有れば、お付き合い頂けませんか?】
そう言いながら由美の全身を舐めるように見つめています。その目は、由美の股間の位置から離れず、じっと刺すように。
由美は、その眼光の先から、何かが突き刺してるような感覚を覚え、女陰が潤い始めてるのを感じていました。
<少しだけなら・・・>
普段の由美からは考えられないような答えです。自分で放った言葉で、唇が渇き、鼓動が聞こえる程、ドキドキしています。
しかも、脳裏には、この人に抱かれるかもと自然に思ってしまってる自分が。
由美の視線は、博之の股間を見て、この人、私を見て、興奮してると勝手に思い込んでしまってます。元来露出症の由美は、もっと自分を見せつけたくなって来てます。
由美の心の中を、まるで解ってるように博之が口を開きます。
【凄く綺麗な脚ですね、シミ一つなく、透明感が凄いです】
<ああっ、足を見られてる>
【それに、そのプロポーションの良さ、お尻も胸も最高ですね】
博之がドンドンと言葉を繋ぎます。
普段の由美なら、嫌悪感をもろに出して、汚い物を見るような目付きで相手を見ますが、今日は真逆でした。もっと見て、もっと興奮して。
【車に行きましょう】
博之は、そう語り、歩き始めました。由美は、博之に吸い込まれるように後に続きます。
駐車場の角まで来た時に、博之の足が止まりました。
【奥さん、少しスカートを上げて】
由美は、驚きましたが、今の自分の感情では止める事も出来ません。自ら、スカートを捲り始め、太腿が半分隠れる位まで上げました。
【奥さん、やっぱり・・・。凄く綺麗ですよ】
【そのまま後ろ向いて】
由美はまるで自分が別人になったように、後ろを向いて、お尻を突き上げています。
【良いね〜、吸い寄せられるようだ】
この時点で、由美の股間は激しく濡れて、大腿に伝わる位の状態になっています。
<もっと見て、私を見て、興奮して〜>
【続きは、車で・・・おいで。】
博之はワンボックスの車の後部座席に乗り込みました。
もう既に欲情してる由美は、何も言わず、後部座席に。
【さぁ、奥さん、続きを始めましょうか。】
博之の隣に座った由美は、徐々にスカートを捲り始めます。
完全に露になった太腿、その奥の黒い下着、しかも中心部は、濡れて色が変わっています。
狭い車の中に由美の淫臭が放たれて行きます。
何、この興奮は、見ず知らずの男の人に、自ら股間を見せてる自分、それを刺すような目付きで見続けてる博之、目で犯されると言う言葉がピッタリの状況です。